テインの新製品EDFC5の「躍度」制御が画期的! 試乗レポート(前編)〜説明会から凄かった!〜

2023/01/30 14:50

 

ここで、先ほどの「ヨー角加速度」です。ヨー角加速度がわかれば、ダンパーを硬くするのに必要な域が判断できるのです。

 

しかし、このヨー角加速度をみるのは、(高価な)ヨーレートセンサーが必要になってくる。これを3軸の加速度センサーで実現できないか?

 

それで持ち出したのが躍度です。黒い線が角加速度、赤い線が躍度。波形は似てますよね。

形の大きさは違います。軸が違う(グラフ左右にそれぞれの単位)のですが、波形は同じ。つまり躍度を使えば、過渡域か定常域かわかるのです。

 

躍度を計算するとプラスだとターンイン、つまりどんどん旋回が始まるので角加速度が増えていく。旋回Gが増えていくと、指標としてはプラスとなる。

 

定常から直線に戻ろうとする時には、今度はGが減少していきます。減少していくのはマイナスでターンアウトになるというのが、躍度を使えば判断できます。


 






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