TRD、NISMO、MUGEN、STI 各社の最新デモカー&パーツを体感! ワークスチューニング合同試乗会より
C-HR AP4 Powered by TRD
■ トヨタカスタマイジング&ディベロップメント TEL050-3161-2121 https://www.trdparts.jp/
タイで開催されるラリーで
シリーズ優勝に輝いた車両
ラリーを始めとする、幅広いカテゴリーに競技用パーツを供給しているTRD。今回のワークスチューン試乗会では本格的なラリー競技車両2台を持ち込んだ。
まずC-HRから紹介しよう。こちらはタイで開催されているRTTAでシリーズチャンピオンを獲得した車両。APRC(アジアパシフィックラリー選手権)に参戦可能なAP4車両規定と同仕様という。
徹底的に補強が張り巡らされた強靭なボディに搭載されるのは、最高出力272㎰を発揮するTRD-8ARユニット。レクサスISやクラウンなどに積み込まれる直4・2ℓターボの8AR-FTSをベースにTRDがチューニングしたものだ。マネージメントはLinkフルコンにて行い、ローンチやアンチラグ、フラットシフト制御も入る。トランスミッションはオランダのドレンス製5速シーケンシャルを組み合わせた。
車内には徹底的にロールケージが張り巡らされているが、車重は1350kg前後と軽量。今回は特設ダートコースにおいて助手席での試乗となったが、豪快にクルマを横に向けながらも圧倒的なトラクションでグイグイと前に突き進んでいくその走りに圧倒された。
日本屈指のラリーコンストラクターでクスコレーシングが製作するC-HR AP4。その心臓部に収められたエンジンは、8ARユニットをベースにTRDが専用チューニングしたもの。最高出力は272㎰、最大トルク48.9kg/mを発揮。レブリミットは6500rpm。
ラリー用サスペンションや機械式L.S.D.もクスコ製が組み込まれる。凹凸の激しいダートコースでも跳ねることなく、スムーズに走れるのが凄い。前後の駆動配分は5:5の直結四駆となっており、当然ながらタイヤはラリー用を履く。
FIA規定に準じたロールケージが組み込まれた車内は、徹底した軽量化が施される。シートは運転席、助手席いずれもブリッド製のカーボンシェルタイプ、ミッションはドレンス製の5速シーケンシャルを採用。ダッシュボード周りはオリジナルを備えていた。