PCA フェアレディZ with BOSS「RZ34はライトな仕様で120psアップ!筑波1分1秒420をマーク」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

 

PCA  Fairlady Z with BOSS

RZ34 FAIRLADY Z

 

PCA  Fairlady Z with BOSS

RZ34 フェアレディZ

 

 

「スーパーライトクラス」部門ながら

シェイクダウンで驚きのタイムをマーク

 

 

タイム 1’01.420

クラス ストリートライト-レーシングラジアル-FR1

ドライバー 蒲生尚弥

タイヤ POTENZA RE-12D TYPE A(F&R 285/35R19)

 

■車両重量 1554kg ■最高出力 約440㎰ ■最大ブースト 1.3kg/㎠ ■フジツボ  フロントパイプ/スポーツキャタライザー/マフラー ■オートプロデュースBOSS  LAP ECU ■オートプロデュースBOSS 車高調サスキット ■CUSCO 機械式L.S.D ■エンドレス MX72ブレーキパッド  ■ブリッド フルバケットシート ■オートプロデュースBOSS ハーネス ■POTENZA  RW007(F&R 19×10.5J 35)

 

 

快適装備付きなのに速い

ストリート仕様の理想を追求

 

 PCA(ポテンザ サーキット アタック)の車両にRZ34が加わった。製作はオートプロデュースボスで、スーパーバトル直前に仕上がったばかり。筑波は初走行で、蒲生尚弥選手のタイムアタックに注目が集まる。

 

 スーパーバトルではチューニング範囲が狭い「スーパーライトクラス」部門でのエントリー。 「 快適装備付きなのに速い、ストリート仕様の理想を追求」した仕様となる。とはいえ、ターゲットタイムは、R35ニスモが刻んだ59秒4に設定された。

 

フジツボのフルエキゾーストで排気効率を高めたうえで、ECUセッティングを実施。最大ブースト1.3kg/㎠時に約440㎰(ダイナパック計測・補正なし)と、ノーマルからじつに120㎰を上乗せしている。

 

あとはオリジナル車高調や、エンドレスのブレーキパッドで足まわりを強化したくらい。ホイールはPOTENZA RW007(F&R 19×10.5J 35)でタイヤはRE-12D TYPE A(285/35R19)だ。

 

しかし今回がシェイクダウン。ノーマルの片持ちキャリパーにパッド交換のみでは速さにと重量に対してブレーキが1周しか持たないうえに、パワステが急に効かなくなるなど、多彩な問題が浮上した。

 

路面状況にも恵まれず。蒲生尚弥選手がマークしたベストは1分1秒420。カスタマイズ内容や、アタック時のコンディションを考えると、RZ34はかなりの速さを見せつけた。今後のチューニングベースとして楽しみな車両が登場したといえる。

 

ポテンザRE-12DタイプAは温間1.8kg/㎠をターゲットに走行。ホイールはポテンザRW007。高剛性な設計で入力に対するレスポンスもよいとよいう

 

 

BOSSロゴ入りとなるBRIDEのバケットシートに変更。快適装備はそのままに、軽量化やボディの剛性アップもしていない。今回の走行ではパワステが急に効かなく症状が出た

 

 

ダイナパック計測でノーマルは320㎰。ECUセッティング後は120㎰上乗せとなる440㎰をマークした。スカイライン400Rで先行して解析したのが活きているという

 

 

フジツボのフルエキゾーストシステムにより、排気効率をアップしている。保安基準に収まる音量ながらスポーティなサウンドを楽しめるのもうれしい

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

「今回がシェイクダウン。走行中にパワステが落ちたり、片持ちのブレーキが1周しか持たないなどの問題点が出るなか、それなりにタイムが出たのは、やはりタイヤによりところが大きいですね。RE-12D TYPE Aの19インチは、現状の仕様ではオーバーキャパというほどのグリップ力があります。今後はエアロパーツの装着などを予定しているし、必要に応じて電子制御ユニットのキャンセラーをつくるかもしれない。どこまで速くなるのか楽しみです」(オートプロデュース ボス 藤岡和広 代表)

 

 

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

「ストレートはめちゃくちゃ速いですね。それだけにセッティングの難しさもあります。リアのロールが大きかったので、リアのバネレートを20kg/㎜から26kg/㎜に変更。車高は前後とも10㎜上げたのですが、最終コーナーでミスってしまったこともあり、思うようなタイムは出ませんでした。上手くまとめれば確実に1分0秒台に入れられると思います。RE-12D TYPE Aは1周目からアタックに入れるほどの発熱のよさと強力なグリップ力があります。それを活かすのもタイムアタックの醍醐味であり楽しさですね」(蒲生尚弥 選手)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ブリヂストン ポテンザweb  https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/

 

■オートプロデュース ボス 長野県長野市川合新田1370 TEL026-266-6388

http://www.ap-boss.com/