フジタエンジニアリング FD3S RX-7「高過給対応の新エンジンで さらなる速さを追い求める」REVSPEED筑波スーパーバトル

2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

FUJITA ENGINEERRING

FD3S RX-7

フジタエンジニアリング
FD3S RX-7

 

高過給対応の新エンジンで
さらなる速さを追い求める

 

タイム 58.210

クラス オープン-FR

ドライバー 阪口良平

タイヤ ADVAN A052(F&R: 315/30R18)

 

■車両重量 1235kg ■最高出力 500㎰以上 ■最大トルク 54kg-m ■ブースト 1.2kg/㎠ ■FEED ニュルスペックコンプリートエンジン(FC3S用低圧縮ローター/スキル3分割アペックスシール/サイドポート加工) ■GCG GTX3584RSタービン ■FEED オイルクーラー ■FEED インタークーラー ■FEED ツインロングエキマニ ■FEED ツインキャタライザー ■FEED ソニックTiRマフラー ■OS技研 7速シーケンシャルミッション ■FEED 機械式L.S.D.(2way) ■各部スポット増し ■FEED サスペンションキットPRO-F08 (F:16kg/mm R:20kg/mm) ■FEED 試作キャリパー ■FEED ブレーキローター(324φ) ■ADVAN GT BEYOND(F&R:18×12J 25) ■FEED アフラックスVer2タイプRフルエアロ/GT3フルキット/GTⅢウイング

 

前回はシーケンシャルミッションの5速ギア破損のトラブルに見舞われながらも、58秒台を刻んだFEEDアフラックスGT3。エアコン&ナビ付きにこだわったストリートスペックのデモカーだ。アフラックスGT3ボディキットにより、フロントは片側45㎜、リアは片側65㎜ワイド化している。

 

今シーズンはハイブースト対応の新エンジンを投入したのがトピック。熱入れ処理をしたアペックスシールを組み込み、ポート形状も若干変更している。エンジンが組み上がったばかりのため今回の過給圧は控えめの1.2〜1.3kg/㎠に抑えつつも、走行3セッションとも58秒台と安定した速さを発揮した。タービンは魔王号でも実績のあるGCG  GTX3584RS。最高出力は500㎰オーバーを発揮する。

 

また、オリジナルのブレーキキットにも注目したい。純正17インチキャリパーはいまや高価になっているため、コストを抑えつつも容量アップできるキットを開発中。今回のアタックでも安定した制動力を発揮した。

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

高過給圧対応仕様で今後は約1.6kg/㎠までブーストを高めます

 

「新たに積み込んだエンジンは、FEEDコンプリート・スペック5の進化版。熱処理をしたアペックスシールを組み込むなど、高過給圧に対応する仕様になっています。ただし、まだセッティングが終わったばかりなので、今回は過給圧を控えめにして走りました。今後は最大ブースト圧1.6kg/㎠前後まで高める予定なので楽しみです」(藤田エンジニアリング 藤田儀晴代表)

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

パワー特性に合わせてセッティングを重ねる

 

「速くて楽しいけど、特徴がハッキリしている仕様ですね。タービンが大きいこともあり、2ヘアの立ち上がりなどで一瞬ラグがあるので、早めにスロットルを開けるなどボトム速度を上げる走りを意識しました。またリアタイヤの内圧を若干落とし、リアのレートも2kg/㎜ほど上げています。まだタイムを縮める要素は十分に残されていると思います」(阪口良平選手)

 

GTX3584RSはピーク重視の特性。GTⅢ-4Rと同じブースト圧で30㎰ほど上乗せした。ただしパワーがある分、加速時にリアが沈み込むため、それを考慮した走りが必要

 

足まわりはFEEDサスペンションキットPRO F09。ただし前回はデモカースペックだったのに対し、今回はカスタマーとおなじ市販品をそのまま装着する

 

開発中の対向4POTキャリパー。制動力の底上げが図れるほか、熱容量にも余裕が生まれ、安定した周回を重ねることが可能。手頃な価格帯も魅力

 

 

■フジタエンジニアリング 大阪府堺市東区八下町1丁82-1 TEL072-258-1313 http://fujita-eng.com/

 

 






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