ASM AP2 S2000「エンジンはノーマル縛りながらブッシュなど細かい見直しでタイム更新」REVSPEED筑波スーパーバトル

2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

ASM

AP2 S2000

ASM

AP2 S2000

 

エンジンはノーマル縛りながら
ブッシュなど細かい見直しでタイム更新

 

タイム 1’02.164

クラス ストリートEVO-レーシングラジアル-FR

ドライバー 加藤寛規

タイヤ ADVAN A052(F&R:255/40R17)

 

■車両重量 1178kg ■ASM  エキゾーストマニホールド ■ASM  サイレンサーキット ■ASM GTワークス GENROM  ■ASM  クラッチ&フライホイール(K-TECH) ■ASM  L.S.D.(DREXLER)  ■ASM  4.4 ファイナルギア ■ASM  車高調整サスキット(ZF 3way) ■ハイパコ スプリング(F: 23.2kg/mm R 25.0kg/mm) ■ブレーキパッド ZONE 10F ■オクヤマ ロールバー ■ASM 前後タワーバー/前後ロアアームバーGT/前後強化サブフレームGT/レインホースGT/フロア補強バー ■エアロパーツ ASM フロントバンパー/フロントフェンダー/ボンネット/ドア/リアバンパー/ 無限ハードトップ タイプS純正リアウイング ■レカロ RMS2600A/レカロRS−G ASMリミテッド ■シートベルト ASMサベルト ■ASM 強化ブレーキペダルAssy ■ASM クラッチ用強化ペダル ■ADVAN RS2  17×9J 63

 

前々回は1分3秒台、前回は1分2秒台と、着実にタイムを縮めているASMのAP2。ノーマルエンジンというチャレンジの縛りはそのままに、サスペンションはアームのブッシュを変更してきた。

 

これは、ウレタンブッシュとピロボールジョイントを使い分けることで、スムーズな動きと乗り心地における硬さの緩和を狙ったもの。

さらに、現在開発中のピロジョイントタイロッドエンドの試作品もセットすることで、緻密なドライバーのコントロールに応えられるようにしている。

 

また、前回まではソフトトップだったルーフは、無限のカーボン製ハードトップに変更。ソフトトップと比べて重心を下げることが可能となることから採用された。それらの細やかな見直しをしたことで、前回のタイムを約0.4秒縮める、1’02.164を記録するに至った。ドライバーの加藤寛規選手は「まだ伸び代はある」とのことで、次なる策がどんな細かなポイントの積み重ねになるか注目したい

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

ストリート仕様車が前提のチューニングです

 

「振動を吸収するためにウレタンブッシュも使いながら、スムーズな動きを求めて各部のピロ化を進めてきました。今回はソフトトップに換えてハードトップを装備したことで重心が下がり、それもあってコーナリングスピードが上がっています。目標としていた1分1秒台にはあとわずか届きませんでしたが、まだやれることはいろいろとあります」

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

乗り心地のよさが扱いやすさにつながる

 

「たとえば縁石に乗っても、スムーズに乗り越えられるし、それでいてシャープな操縦性もある。前後バランスもよくてスライドコントロールがしやすく、トラクションもきちんと掛かる。バネレートや減衰力だけではなく、アライメントも含めてこのようにセッティングされているので、とても乗りやすい。どこを走っても速く走れるクルマになっています」(加藤寛規選手)

 

 

F22C型エンジンは、吸排気系チューンは施しているが本体はまったくのノーマル。2021年末の時点で丸3年使い続けている

 

前回の参戦時からバネレートの変更はないが、各アームのジョイントはピロボールとウレタンに換えられ、スムーズに動くようになっている。ただし、あくまでストリート仕様車なので、乗り心地は大事。フルピロとせず、一部にウレタンブッシュを使うのは、そこで振動を吸収したい狙いがある

 

 

前後方向へのよじれを抑えられるため、サスペンションの動きがスムーズになるのが、ピロジョイントを採用したメリット。リニアなフィーリングを実現できる

 

現在開発中のピロボールジョイントを採用したタイロッドエンド。グリップ力のあるタイヤを履いたさいはとくにステアリングのダイレクト感がはっきりする

 

ステアリングはASMオリジナル。ダッシュボードもオリジナルに交換しているが、見た目はほとんどノーマル形状でさりげなく軽量化を施している

 

ドライバーズシートはCFRPシェルのRMS2600A。ナビシートはRS−GのASmリミテッドをセット。ハーネスもASMとサベルトのコラボ品

 

ドアをはじめ、前後バンパーやフロントフェンダー、ボンネットは、ASMが付くったCFRP製。車両単体ではタンク半分ガソリンを入れた状態で1140kgと高いレベルで軽量化を達成している

 

 

■ASM  神奈川県横浜市中区新山下2-4-7 TEL045-629-0905 

https://autobacs-asm.com/

 






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