アクセルオートコーポレーションがZD8 BRZの実践的エアロパーツを開発!

2022/07/25 16:34

アクセルオートコーポレーションがZD8 BRZの実践的エアロパーツを開発!

 

Photos/稲田浩章 Text/村田純也

 

アクセルオートコーポレーションは数年前にモータースポーツ事業部を発足。GRスープラやBRZでデモカーを製作し、さらなる走りの楽しさを生み出す提案をしたり、速さを引き出してタイムアタックに挑んでいる。

 

そして今回、岡山国際サーキットに持ち込まれたデモカーのZD8 BRZには、開発最終段階のオリジナルフロントリップスポイラーが装着されていた。

 

 

 

 

「空力とルックスの両面を引き上げるスポーツスタイリングを提案しようとエアロの開発を進めているのですが、フルにすべてを仕上げてしまうのではなく、アイテムひとつずつの効果を見定めての製品化を考えています。

 

そこで、まずはスポーツ走行時の回頭性を高めるため、フロントのダウンフォースを強化するフロントリップスポイラーを与えました。今回の走行ではダウンフォースの効果と、サーキットのスピードレンジでも取り付け強度に問題がないかの最終チェックです」とは、開発ドライバーを務める野元さん。

 

 

ボトムを前方へ引き出すだけでなくアンダーパネルまでしっかりつくり込んだこともあって効果は上々! リアにはSTIのドライカーボンリアスポイラーを与えていたが、フロントのダウンフォースの強化でターンインが鋭くなったために、トラクションのもの足りなさを感じるほどだった。

 

今後はフロントバンパースポイラー,サイドステップ、リアディフューザーの開発を順次進めていく予定となっている。

 

 

バンパーボトムを大きく引き出して得られるダウンフォースで、スポーツ走行時の回頭性を強化。スタイリングに関してもフェイスのスピード感が大きく引き上げられる

 

 


取り付け強度やフロア下の整流も考慮してつくり込まれたアンダーパネル。ダウンフォースの上乗せ効果は想像以上で、装着後はまるで重ステになったかのようなフィールだったようだ

 

フロントのダウンフォース強化が旋回スピードを引き上げ、STIドライカーボンリアスポイラー&ユーズドのRE-12Dではトラクション不足を感じたそう。なお、今回のフロントリップスポイラーは特定のウイングに併せて設計したものではない

 

岡山国際サーキットを走行した感触では、以前より回頭性が1.5倍以上アップした感覚という。基本デザインはそのままに、GR86用も開発予定だ

 

 

■アクセルオートコーポレーション 愛知県名古屋市中川区五月南通2-7
TEL052-354-2533 http://www.axellauto.co.jp/

 

 

 






  • Amazon特別プロモーション