ヴァリノタイヤの話題のハイグリップタイヤVR08GPインプレと、リーズナブルなタイヤウォーマー発売情報

2021/05/26 13:58

ヴァリノタイヤがリリースする話題のハイグリップタイヤVR08GPインプレ&リーズナブルなタイヤウォーマー発売情報

 

(Photos/伏尾章男,稲田浩章 Text/村田純也)

 

 

注目集めるハイグリップラジアルVR08GPを阪口良平選手が愛車BRZでチェック!

 

 

 

今回はデータが一切ない状態だったため、空気圧は推奨値の2.3㎏/㎠になるように冷間1.85㎏/㎠でコースイン。アタックシーズンに比べると路面温度は高めだったが、連続周回を終えた後でもトレッド面は軽く一皮むけたような状態で極めてキレイだった。

 

ヴァリノタイヤが、サーキットでスポーツ走行楽しむユーザーに向けてVR08GPをリリースした。縦溝をイン側へ寄せてアウト側を浅溝とした、完全にドライグリップに振った攻めのトレッドパターンは誰もがその性能が気になるところ。その性能が「気になる」のは、アマチュアのクラブマンだけではない。レーシングドライバーの阪口良平選手もそうだったのだ。

 

愛車のBRZはAT車。それにスーパーチャージャーを装着。「普段はイージードライブで乗り心地がいいのに、サーキットのタイムだってしっかり狙える一台」のプロジェクトをスタートさせている(詳しい内容はREVSPEED2021年7月号5/26発売号にて)。 阪口選手もVR08GPに注目し、岡山国際サーキットでのシェイクダウンに、VR08GP(265/35R18)を投入したのだ。

 

「以前テストした時に好フィールだったこともあって、サーキットでのスポーツ走行へ絞って開発されたというVR08GPは気になってました。今回は暫定仕様の足まわりにフロントのみ強化スタビを入れているような状態でしたが、グリップレベルや剛性感が高くて狙ったラインを駆け抜けていけます。最新のハイグリップラジアル勢のなかでも、かなり高いグリップレベルです。

 

また、ノーマルデフだったので攻め込んでいくとオーバーステアになりやすかったのですが、リヤが流れてもコントロールしやすかった。

 

ただし、グリップレベルが高いことから、2LAP目以降は大きくタレるかなとも考えていましたけど、1分45.486のベストへ迫る1分46秒台で連続周回できた安定感も見逃せませんね。また、走行1本目より2本目のセッションでタイムを更新したことも驚きです」(阪口選手)

 

アタックユーザーが投入する主要サイズを17&18インチへ揃え、新進気鋭のハイグリップラジアルとしてデビューしたヴァリノタイヤのVR08GP。このパフォーマンス高さ、見逃すわけにはいかない!

 

 

 

1台分10万円切りのリーズナブルプライスで

タイヤ性能をアウトラップからフルに引き出す本格ウォーマーがデビュー!

VR08GP開発時にアタックシーンを視察し、「タイヤウォーマーは欲しくても手が届かない」と話すユーザーが多かったことから企画されたコストパフォーマンスモデル。左右別に温度設定&モニタリング可能な2本セット仕様となっているため、コースレイアウトや駆動方式によって四輪を細かく温度管理することも可能だ。少し余裕を持たせたサイズ別設計に脱着容易な面ファスナーを与えているので、単体状態はもちろんのこと車両装着状態でもウォーマーにかけやすい。

 

 

コースイン直後の1周目。そのアタックラップからタイヤグリップ性能を余すことなく引き出すため、コンマ一秒を削るシーンでは定番となりつつあるタイヤウォーマー。ただ、1台分セットで揃えれば安くても20万円オーバーの価格帯となり、簡単には手の出せないスペシャルアイテムとなっていた。

 

そんなユーザー事情を踏まえ、ヴァリノタイヤがタイヤウォーマーを今夏プロデュース! 正式価格はまだ決まっていないが、1台分セットで揃えても10万円を切るぐらいのリーズナブルプライスを予定している。

 

もちろん、リーズナブル=性能スポイルではなく、タイヤサイズ別で専用設計されたウォーマー本体にリアルタイムで温度モニターを可能としたデジタルコントローラーをセット。また、タイヤ一本に付き2枚のサイドカバーが付属するので、車両から外した単体状態としていれば内外をカバーリングしてスピーディに暖めていくことだって可能だ。

 

適合サイズに関しては、Kカーから20インチ履きのR35まで網羅できるように配慮して展開されていく予定。2本セットでの設計となっているため、前後でタイヤサイズを変えているような場合でも、ジャストフィットとなるようにオーダーできる。

 

ちなみにヴァリノタイヤのVR08GPは70〜90℃の温度帯がもっともグリップ性能を発揮できたため、開発テスト時はタイヤウォーマーの目標温度を80〜85℃に設定したそう。インラップのウォーミングアップだけでは思うように暖められないタイヤを万全な状態にするためにも、このコストパフォーマンスに優れた本格ウォーマーは要チェックだ。

 

 

 

 

 

■ヴァリノタイヤ https://valino.jp/






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