意外な(?)チューナーによるNCロードスターの新提案

2021/05/26 12:56

 

NAITO JIDOUSHA HANBAI

ナイトー自動車販売 広島県呉市郷原町3766-1  TEL 0823-77-0706  http://www.naito-park.net/

 

シルビアやランエボをベースとしたハイパワーチューニングのイメージが強いナイトー自動車販売。実はロードスターのチューニングにもチカラを入れており、NCベースのデモカーは、この日、岡山国際サーキットに持ち込んだ2.5ℓ仕様のほか、マツ耐をターゲットとする2.0ℓ仕様も開発している。

 

エンジンはアテンザ用のMZR型に換装した2.5ℓ仕様。Max.196ps-34kgf/mのパワーとトルクを発生する。

 

 

 

パワー的には、2.0ℓ仕様(ハイカム+排気+ECU現車合わせ)の170psに対して、アテンザ用のエンジンに換装した2.5ℓ仕様は200ps弱と、かなりのアドバンテージだ。内藤頼康代表は2.5ℓ仕様の魅力を、「2.0ℓよりも常に1つ上のギアで走れます。高回転まで回して乗るエンジンではないので、耐久性という面でも有利です」と語る。NCになって、大柄になったと言われるボディだが、正確にはNBと比べ10〜20キロ程度の重量増。これに300kg以上車重が重いアテンザ用のパワーユニットを搭載するのだから、サーキットでも余裕シャクシャクなのもうなずける。低速からチカラがあって扱いやすい2.5ℓ仕様は、サーキットリターン組のシニア層にも人気の高いスペックだ。

 

 

 

 

ビッグパワーをフルに活用すべく、タイヤは255幅を、オーバーフェンダーの力を借りてセット。6ポットキャリパーを奢るブレーキは、減速ではなく、スピードのコントロールを主目的としたチューニングだ。ストレートでのトップスピードはもちろん、コーナーへの飛び込み速度もバツグンに速いナイトー自動車販売のNCロードスター。この日唯一、タイムを1分47秒に突入させた。

 

 

 

 

サスはレーシングギアのHSダンパー+ KYBスプリングの組み合わせ。バネレートはTSタカタサーキット合わせとなるF:14㎏/㎜、R:12㎏/㎜だ。

 

エンドレスの6ポットキャリパーを起用するフロントのブレーキチューンは、ポット数を増やすことで、パッドのローターへの当たりを均一にし、コントロール性を高めるのが最大の狙い。パッドもコントロール性重視のMX72をセットしている。

 

タイヤはA052(255幅)をセット。アライメントは、キャンバーはフロントが4度、リアが3度。トーはリアのみINに6㎜で調整。タイヤは細めのセッティング(215or225)でのタイムアタックも計画中だ。

 

 

 

<ナイトー自動車販売 NCEC SPEC>

 

■NCロードスター(前期型) ■アテンザMZR型2.5ℓエンジン換装 ■純正書き換えECU ■サード エキマニ/キャタライザー、オリジナルチタンマフラー+柿本マフラー ■レーシングギア車高調+KYBスプリング(F:14㎏/㎜ R:12㎏/㎜)、アルテックス フロントキャンバーアーム、クスコ スタビライザー ■エンドレス 6ポット(チビ6)キャリパー(F)/MX72ブレーキパッド(F&R) ■ORCクラッチ/フライホイール、クスコ タイプRS L.S.D.(ファイナル4.4) ■ADVAN A052(F&R:255/40R17) ■ENKEI PF01(F&R:17×9J 48) ■オリジナルボンネット、インテグラル神戸  Jet,sマスタースペック フロントワイドフェンダー、トヨシマクラフト サイドステップ、ノガミプロジェクト FRPハードトップ、サード GTウイング ■ブリッド ジータⅣ、MOMOステアリング

 

 

■ナイトー自動車販売 広島県呉市郷原町3766-1  TEL 0823-77-0706  http://www.naito-park.net/

 







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