フォトグラファー益田和久の写真でお届けするSUPER GT 2024 Photo Gallery 11/3 第8戦 モビリティリゾートもてぎ
フォトグラファー益田和久の写真でお届けする
SUPER GT 2024 Photo Gallery
11/3 第8戦 モビリティリゾートもてぎ
Photos/@Kazuhisa Masuda
フォトグラファー益田和久（日本レース写真家協会所属）の写真でお届けするSUPER GT 2024 Photo Gallery。8回目となる今回は11月3日にモビリティリゾートもてぎで催されたSUPER GT 第8戦より。
2024 AUTOBACS SUPER GT第8戦 MOTEGI GT 300km RACEの決勝レースが11月3日（日）栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた。前日の雨模様の予選から好天に変わっての決勝で、GT500クラスは#36 au TOM’S GR Supra（坪井翔／山下健太）が今季2勝目を飾った。
GT500クラスのポールポジションはプラクティスから好タイムを出していた＃64 Modulo CIVIC TYPE R-GT（伊沢拓也／大草りき）で、2位は#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8（野尻智紀／松下信治）。2台のホンダ勢がフロントローからのスタートとなった。それに続くのはトヨタ勢のトップ、#36 au TOM’S GR Supra（坪井翔／山下健太）だ。
トップの64号車が6周目に入ったところで最初のFCY（フルコースイエロー）が導入され、7周目のリスタートで狙いを定めていた8号車が64号車をかわし、8周目にトップに立ったのも束の間、9周目で再びFCYが導入される。
10周目にFCY解除となったが、ここで8号車がリスタートに失敗。この隙を64号車と36号車が突き、さらに36号車は64号車もかわし、2位以降を引き離しに掛かる。
その後方で#38 KeePer CERUMO GR Supra（石浦宏明／大湯都史樹）が３位に浮上し、さらには64号車をかわし、2番手にまで迫ってきた。
規定数の22周目からGT500クラスの各車は相次いでピットイン。2番手の38号車と3番手の8号車が22周目に、4番手に後退した64号車が23周目に、続いてトップの36号車は24周目にピットイン。そのままトップでコースに復帰した36号車はそのままリードを保ち、後半を担当した山下が見事な走りでチェッカーを受けた。
続いて38号車を捉えた8号車の野尻智紀が53周目で見事にパスし、そのまま2位でゴール。
38号車は終盤No.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16（大津弘樹／佐藤蓮）とのバトルも見られたが、後半を担当した大湯が巧みなディフェンスで3位表彰台の座を守りきった。
残すところは台風の影響で振り替えとなった12月8日の鈴鹿ラウンド（第5戦）のみ。その事実上の最終戦でタイトルを争うことになる。
GT300クラスは、ポールポジションの#31 apr LC500h GT（小高一斗／中村仁）がホールショットを決めて、レースをリード。それに#7 Studie BMW M4（荒聖治／ニクラス・クルッテン）、#65 LEON PYRAMID AMG（蒲生尚弥／篠原拓朗）、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人／山内英輝）が続き、激しい順位争いが展開された。
しかし、6周目に#11 GAINER TANAX Z（富田竜一郎／石川京侍）が車両トラブルでストップ。翌周には#25 HOPPY Schatz GR Supra GT（菅波冬悟）のタイヤが外れてストップ。これで2回のFCY（フルコースイエロー）が導入されることに。
レースは17番手からスタートしていた#88 VENTENY Lamborghini GT3の元嶋佑弥がハイペースで追い上げを見せ、6番手まで追い上げてきていた。さらに3番手争いをしていた前の4台の争いにも追いつく。
中盤を過ぎる頃には、トップを走る31号車に、88号車と65号車が接近していた。88号車の小暮は31号車をオーバーテイク。ついに予選17位から事実上のトップに浮上。
それに続く65号車も31号車をパス。さらには#18 UPGARAGE NSX GT3（小林崇志／小出峻）、#87 METALIVE S Lamborghini GT3（松浦孝亮／坂口夏月）も接近。
トップに立ってからの#88 VENTENY Lamborghini GT3（小暮卓史／元嶋佑弥）は安定した走りでチェッカーを受ける。今季3勝目となった。
2位は#65 LEON PYRAMID AMG（蒲生尚弥／篠原拓朗）、そして、3位には後半のバトルの末、#18 UPGARAGE NSX GT3（小林崇志／小出峻）が入り、今季初の表彰台を獲得。
