【プレイバック ランナー】R35 GT-R 2011年モデルはその後の進化の幕開けだった
2026/05/19 10:18
- CATEGORY : コラム
【プレイバック ランナー】R35 GT-R
2011年モデルはその後の進化の幕開けだった
外観もメカニズムも多岐にわたり進化

懐かしいREVSPEED 2011年9月号の画像を用いて、読み切り企画【プレイバック ランナー】をお届け! 第1回は2010年11月に発売されたR35 GT-R 2011年モデルだ。R35の歴史において、完成度を劇的に高めた重要な存在。CBA-R35最終型となる2010年モデルからDBA-R35型に移行し、外観からメカニズムまで多岐にわたる変更がなされ、2012年モデルの進化の布石となった。
Text/塚本剛哲 Photos/小林克好

エンジンは大幅にパワーアップ!
ヘッドカバーはレッドに
VR38DETTはブースト圧の変更やバルブタイミングの最適化などによって、最高出力が485psから530psに、最大トルクも60.0kg-mから62.5kg-mに、飛躍的な向上を遂げた。ヘッドカバーはレッドに。






エクステリアは空力と冷却性能を高める
ボディの剛性アップやSAVEモードの追加も
フロントバンパーはデザインを刷新。LEDデイライトが装着された。それにより、ダウンフォースは約10%アップ。エンジンルームの冷却効率も高まった。
ボディはバルクヘッド周辺にカーボンコンポジット製のストラットサポートバーをプラス。ダッシュパネル周辺の剛性を高めることで、ハンドリングの向上を図る。
トランスミッションの動作モードには『SAVEモード』を新たに設定。トルク配分や変速スケジュールの最適化による燃費向上や雪道での扱いやすさを実現。


ホイールのさらなる高剛性化と軽量化
ブレーキローターの大径化も施される
2010年モデルに対し、加速性能は0-100km/h加速が3秒を切り、世界トップクラスとなった。RAYS製鍛造アルミホイールはデザインが変更され、さらなる剛性アップと軽量化が図られた。
タイヤの空転を抑えるローレット加工も強化されている。フロントブレーキローターはφ380からφ390となり、耐フェード性を高めた。


2012年モデルの進化の布石に!
現在もその価値は周知されている
完成形と思われた2011年モデルだが、2012年モデルではさらに細部の詰めが行われた。吸排気系の効率アップなどで、最高出力は530psから550psに。
右ハンドル車は左右非対称のサスペンションセッティングが施され、トランスミッションのフィール改善も図られている。
2011年モデルはCBA型からDBA型に変わり、パワーや空力や剛性などが一挙に引き上げられた、第二段階の進化の幕開けといえる存在。
中古車相場はこの2011年モデルを境に大きく変わり、サーキット走行派に耐久面などでも評価されている。
2011年モデルGT-R Black edition
■全長×全幅×全高 4670×1895×1370mm ■ホイールベース 2780mm ■トレッド F 1590mm R 1600mm ■最低地上高 110mm ■車両重量 1730kg ■エンジン種類 V型6気筒DOHCツインターボ ■排気量 3799cc ■最高出力 390kW[530ps]/6400rpm ■最大トルク 612Nm[62.5kg-m]/3200-6000rpm ■燃料タンク容量 74ℓ ■トランスミッション 6速DCT ■0-100 km/h加速 3.0秒 ■サスペンション F ダブルウィッシュボーン R マルチリンク ■タイヤサイズ F 255/40R20 R 285/35R20(DUNLOP SP SPORT MAXX GT 600 DSST CTT) ■ホイールサイズ F 20×9.5J inset 45 R 20×10.5J inset inset 25(RAYS製鍛造アルミホイール) ■ブレーキ F brembo製モノブロック対向6POTキャリパー 390mmフルフローティングドリルドローター R brembo製モノブロック対向4POTキャリパー 380mmフルフローティングドリルドローター ■当時の車両本体価格 Pure edition 869万4000円 Black edition 930万3000円 Premium edition 945万円 Spec V 1575万円 EGOIST 1500万300円

