VOLK RACING CE28N-plus 車両との締結面をはじめ最新技術のオンパレード
2024/03/25 17:07
- CATEGORY : ニューパーツ
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車両との締結面をはじめ最新技術のオンパレード
VOLK RACING CE28N-plus
VOLK RACING CE28N-plus シャイニングブロンズメタル
CE28Nの特徴であるマルチスポークは軽量化に有利だが、応力の分散にも優れ、バランスよく剛性を高めることができる。レイズがGT3用に設定するレーシングホイールもマルチスポーク形状で、それを裏づけるものである。
CE28N-plusはCE28Nのフルモデルチェンジ版といえるもの。スーパーGTやWECのレーシングホイールと同じように最新の解析技術を用いて設計され、もはや実態は別モノに仕上がっている。
機能性に最も効果的だったのは、車両との締結面の最適化。それにより、ベースの性能を底上げできた。そのうえで、スポークとリムの連結部を広げつつ、スポークの縦断面も増やしたり、ウェル部を新採用のウェーブ形状にしたり……多くの変更を施す。
VOLK RACING CE28N-plus ダイヤモンドダークガンメタ
リム部は、その時点でプロフィールに最も優れていたTE37SAGA S-plusの転用で、新しい構造に。リバースリムではなく、ノーマルリムとなり、ブレーキは大径の390mmローターと6ポットキャリパーの装着に対して、十分なクリアランスを確保できるようにした。
センターサークルの表面は削り込まれ、CE28Nのアイデンティティであるナットホールを囲むティアドロップも大きく、深く肉抜きされている。軽さを磨き、あらゆる方向に対しての剛性を高めたCE28N-plusは、すでに17インチや19インチの登場が待ち望まれている状況なのだ。
スポークとリムの接合部は横方向に拡大され、連結を強めている。
ウェル部のウェーブ形状は強度と剛性をさらに稼ぐ
スポーク縦断面は20㎜から24.5㎜に厚みを増している。
正面側は15㎜から16㎜になり、耐入力を高めている
CE28Nのアイコンであるティアドロップデザインも進化して軽量化に寄与。
ナットホール間のホールも消えた
軽さと剛性の超高次元バランスを
究極タイムアタック車両で体感!
ASLAN TON CIVICの証言
切り込んだときの感触がぜんぜん違う
自然吸気のFF車で最速を誇るアスランTONシビック。セントラルサーキットの井入宏之代表に「タイムアタックなら一択」と薦められ、CE28N-plusをフロントに導入(18×11.0Jインセット15)。リアは17インチなので、まだ発売されていないため、TE37SLなど、TE37系(17×9.5Jインセット18)のままだ。
ちなみに、タイヤはアドバンA050 GSで、フロント295/35R18、リア235/45R17の組み合わせ。
メンテナンスを担当するアスランの谷 美孝代表によると、TON選手は最初から「ぜんぜん違う」と感じたそうだ。今年もアタック筑波に参戦したが。筑波サーキットでは、「ダンロップコーナーで切り込んだときの感触が凄くいい」という。ダイレクトでロスがなく、より一層攻め込める。持っている12.0Jのホイールより、11.0JのCE28N-plusを好んで使うようになったそうだ。
当然、4本通しでいきたいところだが、17インチで、しかも、9.5Jのインセット15あたりのレアなサイズだと、当面は登場を待つことになるだろう。アタック筑波2024でのタイムは54秒916。圧巻の速さだが、さらなる領域への切符はそこにあるかもしれない。
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