デモカー&カスタマー車両12台をピックアップ! AUTO POLIS REVSPEED Party 2023 Rd.2
2024/01/26 11:43
- CATEGORY : アップデート最前線
デモカー&カスタマー車両12台をピックアップ!
AUTO POLIS REVSPEED Party 2023 Rd.2
2023年11月23日のオートポリス レブスピードパーティ2023ラウンド2より、12台をピックアップ。それぞれの概要を紹介!
そのうち、16studio ND5RCロードスター、M&M HONDA FL5シビック タイプR、フェニックスZN8 GR86、丸田小屋 ZN6 86、Y’z BAHN ND5RCロードスターは今号付録DVDに阪口良平ドライブのオンボード映像を収録!
サカモトエンジニアリングGR86はYouTube REVSPEED Channelで映像公開予定。
16studio ND5RCロードスター
機械式L.S.D.装着とリアサスの仕様変更で
S耐ST5クラス予選タイムの全開率!
コーナリング時のトラクション向上を図るべく、ノーマルのトルセン式からOS技研のスーパーロックLSD 1.5wayに変更。足まわりはFK TECのリアクションダンパーで、6月のREVSPEEDパーティ時に気になったストローク不足の対策として、リア側のダンパー寸法を変更(バネレートは従来どおりF:16kg/mm、R:12kg/mm)。タイヤは195/50R16のADVAN A052を装着。試乗した阪口良平のコメントは「車高が低いのでどうかな? と思ったが、想像以上に全開率が高く、コーナーも“かかってこい!”という気分でした。スーパー耐久のNDロードスターの味つけの参考にもなりました」という。
M&M HONDA
FL5シビック タイプR
エアロキット/オリジナル車高調/18インチRE-12Dで
安心・安全に好タイムが刻めるパッケージ
フロントバンパー下部にカーボン+FRP素材を用いたオリジナルのリップスポイラーを装着。足まわりは前後とも18kg/mmというバネレート設定のオリジナル車高調。
ブレーキキャリパーはノーマルだが、ローターはフロントがガーランド製をベースとしたオリジナルの軽量2ピースタイプ(350mm)で、リアはノーマルに対し25mm拡大された330mmの1ピースタイプに変更。熱対策にはM&M DRLスペシャルタイプSアルミラジエーターを備える。リーガマスターEVOのホイールはノーマルから1インチダウンの18インチで、タイヤはPOTENZA RE-12Dを履く。
MOTOR SPORT HASHIMOTO
ランサーエボリューションⅣ/S15シルビア
日本のチューニングカーが好きという
アメリカ海兵隊員のリクエストに応える
日本のチューニングカーが大好きというアメリカ海兵隊所属ダンさんのランエボIV。エンジンはエボVII用4G63に換装され、東名のキットにより2.2ℓにボアアップ。さらにヘッドはナプレックのハイレスポンスキットを組み込み、タービンはトラストTD05に変更。
トランスミッションはノーマルだが、ギアチェンジのダイレクト感とシフトミスの低減を図るべくWKモータースポーツ製クィックシフトを備える。
タイヤは265/35R18の5FIVEX(ファイベックス)Gerun 051Rを履く。
ロドリゲスさんのS15シルビアはタービンをトラストTD06SH-20RXに換装。タイヤは235/40R17のゼスティノGredge 07Rを選択。
PACEMAKERゆがわ
GRヤリス
ライトチューンをセット出し
オートポリスのタイムに反映中
車高調サスキットはHKS HIPERMAX R、ブレーキパッドはENDLESS CC-Rg、ホイールはADVAN Racing GTで、タイヤは255/35R18のADVAN NEOVA AD09という選択。エンジンはノーマルだが、HKSのVACでリミッターカット、柿本改のマフラーを備える。2023年6月のREVSPEED Partyと同じ仕様での参加。「ウエットでの走行が多く、ドライはひさしぶり。15秒台まであと一歩でした」とのこと。
CLEiB
ZC6 BRZ
大幅に変更した足まわりのセッティング
2分4秒3で答え合わせができた
カナードとアンダーリップが一体となったフロントバンパー、ドライカーボントランク、カーボンボンネット、70φサイレントタイプマフラーなどはオリジナル。サスはENDLESSのスーパーファンクションで、スプリングの設定を従来までのF:12kg/mm、R:16kg/mmからF:16kg/mm、R:20kg/mmに変更。VOLK RACING TE37 SAGA CLEiB SPECホイールに235/30R18のADVAN NEOVA A050を履く。大幅なセッティングの変更を施してきたが、この日のベストは2分4秒3で、答え合わせができたという。エンジンはこの時点ではFA20だったが、そのあとFA24に換装されている。
フェニックス
ZN8 GR86
フットワーク中心のチューニングで
1周目から安心して攻められる仕様
タイヤは従来どおり17インチのADVAN A052だが、トレッドサイズを従来までの235から255に拡大。ENDLESSのキャリパーはフロントに6POT、リアに4POTを採用。サスはHKS HIPERMAX Rを装着し、ファイナルをノーマルの4.1から4.3に変更。阪口良平インプレッションは「オーバーが出ない安心感もあって、1周目から攻められる。ブレーキのキャパシティが勝っているので、サーキットビギナーにはピッタリの仕様。ステップアップしてきたら、もっとニュートラル方向にセッティング変更していけばよい」とのことだった。
スーパーナウ
赤卍号FD3S RX-7
関東から3回目のオートポリスへ
純正ライクな外観で2分2秒は速い!
スーパーナウエンジニアリングのすーぱーいま(今泉義明)代表がオートポリスを走るのは今回で3回目。純正エアロ以外の空力パーツの追加や目立った軽量化はなし、ホイールも純正17インチという仕様で2分2秒018のタイムを叩き出した。エナペタル車高調キットは前後とも26kg/mmのバネレート。タービンはHKSのGTⅢに換装しているが、それはピークパワー狙いではなく、トラブル発生時のコスト軽減(純正タービンはいまや高額)を見据えたもの。
サカモトエンジニアリング
ZN8 GR86
GR86でサーキットを全国行脚
オートポリスは翌日も走ってタイム更新
サスキットはアペックスのN1ダンパーエボリューションで、リア側のスプリングを標準の8kg/mmから12 kg/mmに変更。スーパーナウのブラックシリーズトーコンロッドも備える。ブレーキパッドは踏力に対する反応を高めたオーダー仕様のルービックス。インテークダクトやマフラーもアペックスだ。この日のタイヤは245/40R17のADVAN A052。SUGO、日光、富士、鈴鹿など、全国のサーキットを行脚中。オートポリスは今回が初めてながら2分9秒716の好タイム。翌日も居残り、さらにタイムを更新している。
まーRX-7 SENG(FD3S RX-7)
こちらも関東から! 初のオートポリス
2分2秒台の圧巻タイムを刻む
風間オートのワイドフェンダーやガレージカゴタニのフロントアンダープレート、レディゴーネクストのアタックウイング、CFラボカーボンボンネットなどでモディファイされた車体は1tを切るほどの軽さ。OS技研5速クロスミッションを備え、足まわりフルピロ化を施している。初めてのオートポリスということで、265/35R18のシバタイヤREVIMAX-R31と295/30-18のADVAN A050、異なるタイヤを持ち込み、データ収集に取り組んでいた。この日のベストタイムは2分2秒823。
丸田小屋
ZN6 86
チャンピオン獲得車両であることに納得!
驚くほどよく曲がるセッティング
2023年のオートポリス ゴールドカップ86/BRZレースのクラス4でチャンピオンを獲得した車両。今回は17インチのADVAN A052に履き替えての参加。ブレーキパッドはENDLESS CC-Rg、L.S.D.はKAAZの2way、排気系はHKSスーパーマニホールド+キャタライザーGT SPEC、HKSマフラーハイパワーSPEC-Lでチューン。阪口良平テスターは「驚くほどよく曲がる。レギュレーションを踏まえながら、ひとつひとつの項目に対し、膨大なノウハウの導入とテスト走行を重ねた結果、こういうクルマがつくれたのだろう」と感心しきり。
Y’z BAHN ND5RCロードスター
リザルトマジックECUで高回転もパワフル
NEOVA AD09で好タイムを刻む
足まわりはオリジナル設定のKONI車高調+ロードスターRF用スプリングという仕様。さらにオートエグゼのメンバーブレースやタワーブレースで剛性アップ。ブレーキパッドはENDLESS MX72プラスで、タイヤは195/50R16のADVAN NEOVA AD09を履く。エンジンはノーマルだが、オリジナルバージョンのリザルトマジックECUとサクラムのマフラーにより、高回転域のパワーの伸びが向上。爽快なレスポンスとドライブフィールを実現している。