イージードライブのまま、よりスポーツに。オートガレージMがZC33Sスイフトスポーツ(6AT)のチューンに着手!
コンパクトなボディに、トルクフルなエンジンを搭載。ZC33Sは、2ペダルでスポーツドライビングを愉しむのに最適なモデルだ。トランスミッションはCVTではなく、トルクコンバーター式の6AT。ギア比もMTと変わらず、走り重視のセッティングになっている。
「ワインディングはもちろん、サーキットもOK。チューニングはMTと同じように、まずは基本だけでも大丈夫です。スイフトスポーツはATだからといって、難しく考える必要はありません」。
そう話すのは、ZC33SのチューニングにチカラをいれるオートガレージM(AGM)の三浦義博代表だ。実際にAGMでは、AT仕様のチューニングにいち早く着手。ユーザーカーとなる撮影車両は、2ペダルで、岡山国際サーキットを1分55秒台で走るパフォーマンスを持つ。
パドルシフトでイージードライブ! 三浦代表が、AT車でサーキットを愉しむために必須とするチューニングポイントは、フットワーク、ブレーキ、クーリングの3つのみ。これに、ドライビングポジションを安定させるシート交換を加えれば、さらによしだ。
シートはリクライニング可能なセミバケットタイプが搭載されている
撮影車両は、この基本メニューに加え、吸排気とECUセッティング+ブーストアップを消化している
ブーストアップ仕様ながら岡山国際サーキットでのベストタイムは1分55台だ。AT仕様のECUチューンは現車合わせが必須となる。ブーストはHKSのパワーエディターで正確にコントロール
フットワークはクスコのスポーツS(F:8㎏/㎜、R:10㎏/㎜)。普段乗りに軸足をおいたセッティング。ブレーキの強化は、ATには欠かせないメニューのひとつだ。ビギナーならパッドの交換だけでもOK。タイヤはDIREZZA ZⅢ(215/45R17)。ローテーションの効く4本通しで履く
試乗したデカトーこと加藤雅也選手も「トルクフルだし、上までしっかり回る。ATというハンディキャップをまったく感じない」とその走りっぷりを大絶賛だ。
「ブーストアップ程度なら、ATの耐久性は心配なし。対策を講じればタービン交換も問題ないと思います」と三浦代表。AT仕様で、速いスイスポをつくるなら、AGMを訪ねるのが、満足のいく性能を手にする一番の早道かもしれない。
■オートガレージM 香川県高松市上天神町751-7 TEL087-816-8777 http://autogarage-m.com/