効きも信頼性もバツグン。レーシングファクトリーリボルバーからリーズナブルなS2000用キャリパーキットがデビュー

2021/03/23 14:19

RFRキャリパーキットfor S2000

効きも信頼性もバツグン。レーシングファクトリーリボルバー(RFR)からリーズナブルなS2000用キャリパーキットがデビュー

 

排気量アップから過給器チューンまで。S2000のハイパーカスタムに意欲的なレーシングファクトリーリボルバー(RFR)が一転、制動力を強化するオリジナルのブレーキシステムの開発に着手。そのプロトモデルが完成した。

 

タッグを組んだメーカーは、TRDなど、メジャーブランドのOEM製作を請け負うアドヴィックスで、信頼性は申し分なし。システムは、いまのところ、負荷の大きいフロントのみの展開となる。

 

具体的な仕様としては、まず、キャリパーはアルミ対向4POT。構造は高剛性なモノブロックタイプだ。ローター径は、17インチホイールに対応するφ330サイズ。ハブへの熱害を抑え、バネ下重量の軽減にも貢献する2ピース構造を採用している。キャリパーのカラーは、ブルーとレッドの2タイプをラインナップ。ローターは、蓄熱容量がより高いφ345サイズの開発も進められている。気になる価格は、これだけのハイスペックにして40〜45万円ほどに抑えられる模様だ。

 

「ブレーキはS2000の最大の弱点。エキスパートレベルがサーキットを走れば、ブローすること必至。エンジンチューンを楽しむとなるとなおさらです」と話すのはRFRの今田昌弘代表。ちなみに、開発車両となったデモカーのS2000(AP1)は、オリジナル2.2ℓKIT+スーパーチャージャーの400馬力仕様。このハイチューンなマシンにも、新開発のブレーキは余裕シャクシャクで対応する。

 

 

 

開発車両のエンジンは、RFRオリジナルの2.2ℓキャパシティアップKIT(AP2用改ピストン/ブライアンクロワーコンロッド/純正2.2L用クランク)とHKSスーパーチャージャーキットでチューンしたオーバー400ps仕様。岡山国際サーキットを1分42秒台で走る性能を持つ。

 

 

足回りは、スーパーオーリンズベースのRFRスペック。バネレートはF:28㎏/㎜、R:26㎏/㎜。タイヤは前後アドバンA050の265/35R18を履く。まずはフロントのシステムからリリース。追ってリア用も開発される。現状は、社外のインチアップキットで制動力のバランスを取っている。

 

 

 

■レーシングファクトリーリボルバー 

岡山県岡山市北区高柳東町8−23  TEL086-364-4495  http://rfr.jp/

 

 






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