ENKEIのGR86/BRZ Cup 用Racing NVR5 開発秘話を冨林勇佑と岡本大地が語る
2026/05/07 11:54
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ENKEIのGR86/BRZ Cup 用Racing NVR5
開発秘話を冨林勇佑と岡本大地が語る

エンケイのRacingシリーズはレースのフィードバックにより進化し続けている鋳造スポーツホイール。NVR5はその最新モデルで、17/18/19インチをラインアップ。実車走行データをフィードバックしたCAE解析による同社の『設計力』が注入された2×5スポーク最新モデルだ。


スーパー耐久はもちろん、GR86/BRZ Cup(前身の86/BRZ Raceも含め)などの現場で、Racing Revolution・NT03RR、Racing GTC02と同じように鍛えられてきたが、

GR86/BRZ Cupでは、今年からRacing NVR5 For GR86/BRZ Cupが指定部品に追加された。Racing Revolution・NT03RR For GR86/BRZ Cup、Racing GTC02 For GR86/BRZ Cupに続き、3機種目の登録だ。サイズはレギュレーションが定める7.5J inset 44 P.C.D.100の5ホールで、重量は7.8kg(参考値)、カラーはDark Copper/Spear Silver/Whiteの3種類を設定。
ここでは、開発段階から携わるふたりのドライバーをインタビュー。どんなところに凝ってつくり込まれたホイールなのか、よくわかるコメントをいただいた。

K-one Racing TeamのK-one愛知トヨタDL GR86を駆る冨林勇佑

冨林勇佑
「昨年の夏頃からテストが始まりました。硬いものから軟らかいものまで、いろいろ試しました。硬過ぎると負荷が掛かる大きなコーナーはよいのですが、低・中速コーナーでは、タイヤが動こうとするのを止めてしまったり、逆に動き過ぎたりする。また、軽くし過ぎると、剛性が落ちる部分もあって、そうなると、タイヤが潰れ過ぎたり、変形が多くなったりします。

そんな中で、最もバランスのいいものができたと思いますし、軽さも得られています。尖った感じではなく、バランスを重んじているので、プロフェッショナルシリーズのダンロップにもブリヂストンにも、クラブマンシリーズのダンロップDIREZZA ZⅢ CUPにも違和感なく使えます。市販車でもいい乗り味で走れるんじゃないかなと思います」という。

では、もうひとり、こちらのドライバーにも伺おう。

KSMメンテのネッツトヨタ南国5Zigen BS GR86を駆る岡本大地も昨年の夏頃からテストに参画

岡本大地
「昨年はGTC02やNT03RRを履いていました。もともとエンケイのホイールはバランスがよくて、このレースではABSの入り方が大事なのですが、その制御のしやすさにも秀でています。トラクションもロスなく掛けられる。NVR5はそこが強化されています。軽さや剛性だけが正義ではないことを示したホイールといえるでしょう。

ブリヂストンにもダンロップにも合うことを開発目的としていて、万能に誰もが扱いやすいスペックに仕上がっています。レーシングカーのカラーリングに合うデザインとカラー。ルックスのよさもポイントです」とのこと。レース車両のみならず「GR86/BRZに17インチ」という選択なら、その凝ったつくり込みが、とても気になるホイールといえるだろう。

■エンケイ TEL 053-451-0120 https://www.enkei.co.jp
NVR5 For GR86/BRZ Cup サイト
前編を読む
ENKEIのニューホイール『NVR5 for GR86/BRZ Cup』は、従来モデルから「剛性バランス」を変えたキャラクター
https://revspeed.jp/2026/04/63241/
Photos/益田和久 Text/塚本剛哲

