17インチが追加され ラインアップが大幅拡充!「ENKEI Racing NVR5」
CLOSE-UP WHEEL
ENKEI
Racing NVR5
R’s ZC33S SWIFT Sport
Racing NVR5 F 17×8.0J inset40 R 17×7.5J inset45
POTENZA RE-12D TYPE A F 225/45R17 R 225/45R17
ホットハッチにも
長いスポークがマッチ
エンケイの新たなスポーツホイールとして登場したRacing NVR5。ツインスポークが5対配置されたデザイン性の高さ、軽量であること、高い剛性のトータルバランスから注目を集めている。18インチがリリースされていたが、この夏に17インチが追加発売となった。
デザイン的な特徴として、ナットホールの横まで伸ばしたスポークが、脚長感を強調する。大径サイズではスタイリッシュだが、リム径が小さくなるとデザイン的に詰まった感じがするホイールもある。しかし、Racing NVR5では独自のスポークデザインよりそれらを払拭。17インチにバランスしたスポークの伸び感を実現している。
17 × 8.0J 40 に225/45R17 サイズのPOTENZA RE-12D TYPE A を装着。アールズオリジナル車高調の場合、スプリングとタイヤ内側のクリアランスがギリギリで5mm のスペーサーを入れて装着。キャンバー角は4°ほど
スポークのサイドは削り込むことで剛性を保ちながら軽量化を実現。スポークはH断面としており、軽さと強さを併せ持つ。ツインラディエーションディンプルと呼ばれるふたつの窪みは、軽量化だけでなく表面積を増やすことでの放熱性を向上。スーパーGTで培われた技術が盛り込まれる。
カラーは新色のソニックシルバーとグラファイトメタリックの2色。ソニックシルバーはこれまでのシルバーより、さらに金属感を高めている。グラファイトメタリックはこれまでエンケイではガンメタリックのツヤ消しが多かったが、こちらはツヤのある奥深い輝きが特徴だ。
ラインアップは7.5Jから9.0Jの展開。Racingシリーズだけに攻めたサイズ設定が特徴。スイフトスポーツには前後に7.5J 45を装着できるが、こちらもやや車高を落としてベストマッチな設定。フロント向けには8.0J 40があり、これは車高ダウンに加えてキャンバー角もある程度必要となるが、235幅のタイヤを組み合わせていける。絶対的な性能の高さに絶妙なサイズ設定で、本格的にサーキットを走るカスタマーからストリート派まで幅広く許容するモデルである。
開発テスト中のアールズオリジナルキャリパーも問題なくクリア。スポークはかなり直線的な形状なのでビッグキャリパーも装着しやすい形状なのもうれしい。サーキットユーザーに向け、センターキャップを専用工具で取り外せるのもこのモデルの特徴だ。
■エンケイ https://www.enkei.co.jp/
取材協力/アールズ 静岡県浜松市中央区流通元町10-5 TEL053-581-9999 https://www.rsrs.jp/
Photos/宮越孝政 Text/加茂 新