フォトグラファー益田和久の写真でお届けするSUPER GT 2024 Photo Gallery 第5戦 鈴鹿
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SUPER GT 2024 Photo Gallery
12/7 第5戦 鈴鹿サーキット
Photos/@Kazuhisa Masuda
2024 AUTOBACS SUPER GT第5戦(最終戦)SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINALの決勝レースが行われた。
久しぶりの全日好天に恵まれた鈴鹿での最終戦は、予選でGT500クラス連覇を決めた#36 au TOM’S GR Supraがポール・トゥ・ウイン。GT300クラスは#88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が予選1位からスタートしチーム初となるGT300タイトルを獲得した。
スタートでトップに立った#36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)の坪井がトップを快走する。
その後方では予選2位の#17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)と4番手スタートとなった#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)の3台が序盤を競った。
10周目には2番手の17号車がGT300と接触しこの日最初のFCYが宣言された。これで100号車が2番手、その後に#3 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が16周目の130Rで16号車を捉えて3番手に浮上する。
17周目のピットイン可能になった周回に、2番手の100号車がすかさずピットへ向かう。これを皮切りにGT500クラスの各車は相次いでピットイン、18周目にピット作業を行なった3号車と17号車が100号車に先行することになる。
トップの36号車も18周目にピットイン。交代した山下はトップのままコースに復帰、その後GT300車両の1台がトラブルによりコースサイドにストップしたため、この日2度目のFCY。このFCYからレースが再開する際に、2番手につけていた3号車が痛恨のスピンで6番手まで後退してしまう。
これで2番手になった17号車は、トップの36号車に離されまいと追随を仕掛けるも若干のリードを保った36号車がそのままチェッカーを受け、#36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が前戦の第8戦もてぎに続く2連勝、今季通算3勝目をものにした。
GT300はポールポジションから逆転タイトルを狙う#88 JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)の元嶋が前半担当、それを#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)と#2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)、#31 apr LC500h GT(小高一斗/中村仁/根本悠生)の順でトップ集団を形成。
序盤に#87 METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)がGT500車両と接触しクラッシュ。このレースで最初のFCYとなった。
そして15周が過ぎたところで、8番手の#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)が最初にピットイン。篠原拓朗から蒲生尚弥に交代しタイヤ無交換のままコースに復帰。同様なタイヤ無交換作戦で順位を上げたのが31号車#31 apr LC500h GTと。タイトル獲得には優勝が最低条件の2号車が同じくタイヤ無交換作戦だった。
これで全車が所定のピットを終え、トップから2号車、31号車、88号車、65号車と続く形でレース後半へと突入する。
その後、前を行く31号車に徐々に追いついた88号車がパス。さらにトップに立つ2号車に対し、88号車が猛烈にアタックし、ついにトップにまで戻った。
88号車の小暮は、ペースを緩めることなくゴールを目指しそのまま#88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)は、オートポリス、もてぎに続き3連勝、今シーズン4勝目を獲得した。
2、3位は#2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)と#31 apr LC500h GT(小高一斗/中村仁/根本悠生)となった。
これで、2024年のGT300クラスは#88 VENTENY Lamborghini GT3の小暮卓史/元嶋佑弥が初のチャンピオン獲得となるシーズンで締め括った。