「梅田剛の予選車載とロガーも公開!」レブスピードの六大会連続ポールと、新型NR-Aと、カーボンニュートラル燃料と、ギネス世界記録への挑戦と。【第35回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース】
梅田講師のポール車載映像とロガーデータを公開
レブスピード『R会』の名物講師 梅田剛の本業は医師。本イベントでの「ふれあいタイム」では、「梅田先生」に変身してもらい、「美容相談」(ドラテクから美容まで)を実施。レブスピードのピットに相談に来られた方は、ワゴン車の中で個別相談を行った。
と、その「美容相談」の合間に予選前は梅田講師自ら空気圧を調整。パーティレース仕様の装着タイヤはアドレナリンRE004のワンメイク。空気圧は2.7㎏/㎠をターゲットに合わせて予選アタック。予選後にピットに戻った温間時に4輪すべて2.7㎏/㎠に合わせて決勝に挑んだ。
その予選の正式結果は1’11.623(デジスパイス表示は1’11.621)。満タン、タイヤ10部山であることを考えると、脅威的なタイムだ。
タイムアタックは3周行った
梅田講師の車載映像を観る前に、まずは上のデジスパイスのログデータから、アタックした3周のタイムの推移を覚えておいてほしい。ベストタイムは計測2周目だが、セクタータイムを見ても、やはり冷えている1周目がタイムが出るということ。1周目のセクター1で1コーナーを立ち上がってからシフトミスがあり、タイムロスしていた。これがなければ、もっとタイム更新していたはず。
また、1周目は、前日の練習走行よりもグリップ感がなく、突っ込みすぎになっていたという。そこで、2、3周目と乗り方を補正していたが(これが車載映像でよくわかる)、冷えている1周目のタイムには敵わない。1コーナーのターンインでの挙動、最終コーナーのボトムの違いにも注目したい。
クルマでいえば、ロードスターは他のスポーツカーより熱ダレによる制御介入の影響がほぼ見られず、タイム落ちもコンマ1〜2秒と最小限。腕を磨くためのスポーツドライビングのベース車として最適な相棒であるのは、歴代ロードスターで変わらずである。
ポールポジションを得た3周の車載映像
(中央をクリックすると動画が再生されます)
梅田講師 予選 デジスパイスⅣのデータのダウンロードはこちら
(圧縮ファイル内に、1周目、2周目、3周目のデータが入っています。解凍してデジスパイスⅣ対応のソフトウエアでご覧ください)
今回もポールポジションで恒例の選手宣誓を行い、ブリヂストン賞もゲットした梅田講師
車載を改めて観た梅田の後日コメント
「やはりタイヤの美味しいところは1周目ということですね。1周目で出せなかったことに悔いが残ります。
前日の走行のイメージよりブレーキが効かず、1コーナーで突っ込み過ぎました。次のコーナーからは気持ち早めにブレーキを踏み始めて対応しています。
車両の安定性が高く、進入でややアンダー傾向だったので、少し前荷重多めでアンダーを消すように初期の舵角を速くしてます。
最終コーナーではブレーキの踏み始めはもちろんですが、リリースの際に、急激な荷重変化がないように意識してゆっくりブレーキを緩めました。極力、リアを流してカウンターを当てるロスがないように、早め早めに微修正を行ないました。
ブレーキのタイミング、ハンドル切り始めのタイミングなど、少しづつアジャストして3周目の走りがベストでしたが、タイヤのタレがあり、ベストタイムは2周目となりました。
最新型のNDは極めてよい仕上がりで、クリップ付近の舵角の追従性が高く、出口に向けてハンドルを足すと素直に曲がります。修正舵が少なくなったと思いますし、より限界域で走れたと思います」(梅田剛)
というわけで、この車載とデータを研究して、梅田講師の走り方をコピペすれば、誰でも来年はポールの可能性がある!?
いや、そんなリザルトにこだわらずとも(いちばんこだわってるよwと自己ツッコミ)、ロードスターでサーキットを走るのはやはり楽しい。新型ロードスターは、安心感に走る歓びが深まっていることを確信。新型ロードスターで、走り終わったら操縦性の感想などをいい合う。そんな代わりばんこの新型4時間試乗会はクルマ好きにとってサイコーに楽しい時間だった!
マツダの毛籠 勝弘代表取締役社長兼CEOは気さくに各ピットを訪れて交流を深めてくれた。そして「人馬一体ロードスター」のマツダ社内チームで一緒に走ってコース上でも交流
このレースに関わるすべてのみなさま、お疲れ様でした!
最後にリンクです
マツダオフィシャルURL メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
第35回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
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