フォトグラファー益田和久の写真でお届けするSUPER GT 2024 Photo Gallery 6/1-6/2 第3戦 鈴鹿
2024/06/18 10:30
- CATEGORY : コラム
SUPER GT 2024 Photo Gallery
6/1-6/2 第3戦 鈴鹿
Photos/@Kazuhisa Masuda
フォトグラファー益田和久(日本レース写真家協会所属)の写真でお届けするSUPER GT 2024 Photo Gallery。4回目となる今回は6月1日2日に鈴鹿サーキットで催されたSuper GT 第3戦のレポート。
GT500クラスでは#37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が念願の初優勝を果たした。
GT300クラスでは#777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)がポール・トゥ・ウィンを達成。
スタート直前に降り出した雨はすぐに回復し、ドライでのスタートとなったが、序盤に再び小雨が降り始め、結果、全車がドライタイヤのまま競い合うことに。
ポールポジションの#37 Deloitte TOM’S GR Supraの笹原は予選2位の#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT(大津弘樹/佐藤蓮)を振り切り、リードを広げた。
2番手の16号車はさらに5周目に#14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)に先行を許す。2位に浮上した14号車はトップを追撃するものの、37号車はペースを上げ、そのままリードを保つ。
32周目に14号車、33周目に37号車がピットインし、14号車はドライバー交代を行ったが、37号車は笹原が継続して走行。40周目に#23 MOTUL AUTECH Zが#38 KeePer CERUMO GR Supraに追突し、38号車がリタイア。42周目にフルコースイエローが宣言されたが、再開後も37号車がリードを保つ展開のまま。
60周目に37号車がピットイン。アレジに交代し、14号車も62周目にピットイン。福住がトップでコースに復帰したが、ピットアウト時に#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTと接触しかけ、ドライビングスルーペナルティを受ける。それでも福住は追い上げ、72周目に#36 au TOM’S GR Supraを、78周目に16号車を抜いて2位に浮上。しかし、トップとの差は縮まることなく、37号車のアレジがトップチェッカーを受けた。
#37 Deloitte TOM’S GR Supraは今季初優勝。笹原とアレジはSUPER GTでの初勝利を手にした。2位には#14 ENEOS X PRIME GR Supra、3位には#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTが入る。
GT300クラスのポールポジション、#777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)は藤井が序盤からリードを広げ、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)と#2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)に対してリードを広げた。4番手には#6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)が続く展開。
15周目に2号車の堤が2番手に浮上。後方では#31 apr LC500h GT(小高一斗/中村仁/根本悠生)が5番手の#20 シェイドレーシング GR86 GTを抜き、さらに6号車を抜いて4番手に浮上。
28周を終えた3番手の61号車がピットインし、翌周にはトップの777号車も藤井からファグに交代。その後、2号車もピットへ入り、平良から堤に交代。
そこで、トップはピット作業を終えた31号車に移り、777号車は2番手、52号車が3番手という順位に。しかし、777号車と61号車がタイヤ無交換の2台をオーバーテイク。再び順位を上げる。
47周目に61号車が突然のスローダウンでリタイア。777号車は61周を終えてピットイン。藤井に交代。85周を走破した#777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)が優勝を遂げた。
2番手争いは戦略が絡み合い、1度目のピットインでタイヤ交換を行った2号車は、69周を終えて2度目のピットインを行う。給油のみでピット時間を短縮し、一挙に2番手に浮上。6号車は31号車を抜いて追い上げたものの、2号車との差は縮まらず、#2 muta Racing GR86 GTが2位表彰台を獲得。#6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは今季初表彰台の3位となった。