藤田エンジニアリング FD3S RX-7「FEEDの名作フットワークPRO-F09にさらなる懐深さを加えた2023スペックが登場予定」

2023/07/26 14:22

藤田エンジニアリング FD3S RX-7

 

 

FEEDの名作フットワーク「PRO-F09」に

さらなる懐深さを加えた「2023スペック」が登場予定

 

 

Photos/稲田浩章,清水良太郎 Text/村田純也

 

 

藤田エンジニアリング FD3S  RX-7 バージョンV

 

 

ストリートでは乗り心地がよく、サーキットやワインディングでは頼もしく。オールラウンドなフットワークを減衰力の調整のみで叶えるのが、藤田エンジニアリングのサスペンションキットPRO-F09だ。

 

 

ステージを絞り込むことなく、どんな場面でも楽しい走りをもたらしてくれる。そんな痛快な仕上がりを求めて、デモカーでサスキットを鍛え上げている。

 

グリップが高められた最新タイヤの進化にマッチさせるだけでなく、ワイドトレッド化といった仕様変更にも対応するセッティングを重ねてきた。

 

現在は「2023スペック」を開発中。従来モデルは減衰力調整がフルソフトの状態での街乗りで、少し硬さが残っていた部分があった。それを払拭するべく、カスタマーの車両に近い補強なしのボディに、乗り心地がシビアになる19インチタイヤを履くデモカーのバージョンVでテストを重ねてきた。

 

ストリートの乗り心地テストはクリアした。そして、スポーツ走行でのフィールチェックへ岡山国際サーキットを訪れた。

 

「スプリングレートが前後18㎏/㎜とは思えないほど初期ストロークがしなやかで、サーキット向けに減衰力を硬めていても乗り心地はいいね。そうした状態でも攻め込めば頼もしく応答してくれるので、もの足りなさは一切感じない。この状態からボディ補強を施せば、リニアな動きと乗り心地のよさを高次元で両立できそう」とは、試乗テストを行なった谷口信輝。

 

なお、2023スペックは価格据え置きの32万7800円で近日リリース予定。すでにサスペンションキットPRO-F09を装着しているカスタマーは、オーバーホール時の仕様変更で2023スペックにアレンジできる。コンディションアップを兼ねて最新スペックへとアップデートしてみよう。

 

 

スポーツ走行での頼もしさを引き出すために与えた前後18㎏/㎜のスプリングはそのままに、「2023スペック」は減衰力の最適化でストリートでの快適性をアップさせているる。しなやかに動く初期ストロークは乗り心地のよさだけでなく、トラクションにも優れる。

 

バージョンVはスタイリング重視で275/30R19をマッチングしたデモカーだ。サイドウォールが薄くなる分だけ路面からの衝撃もダイレクトになることから、乗り心地を高めていく2023スペックの開発車両に抜擢された

 

30段階の減衰力調整でステージ問わずにカバーリングするのがサスペンションキットPRO-F09。今回のテストでは15段戻しと10段戻しでハンドリングの初期応答がどのように変化するのかなど、最終チェックが細かく行われていた

 

スタイリング重視のデモカーといっても、ニュルスペックポートとGTX3582Rで420psを発揮する強力な心臓部が与えられている。なお、サイドフィードの大容量インジェクターが入手しにくくなってきている状態を打破するため、950cc/min仕様のセカンダリーインジェクターもテスト中だ

 

 

 

 

 

■フジタエンジニアリング 大阪府堺市東区八下町1丁82-1 TEL072-258-1313 http://fujita-eng.com/

 

 






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