303カンパニーGR86 はスーパーチャージャーを装着!EMtronでフルコン制御に
303カンパニーGR86 はスーパーチャージャーを装着
EMtronでフルコン制御に
ストリートからサーキットまで痛快な走りが楽しめるオールラウンダーを目指し、GR86のブラッシュアップを進めている303カンパニー。
これまではECUの攻略が難航していたことからNAのままとしていたが、デモカーのセッティングで技術提携しているレーシングファクトリー リボルバーがEMtronでのフルコン制御へ成功したことからスーパーチャージャー装着に踏み切った。
「まだプラグインモデルが設定されていないのでポン付けでフルコン制御とはいきませんが、スーパーチャージャー化によってFA24のポテンシャルは死角のないものとなります。実際、REVSPEED筑波スーパーバトルではフットワークや空力が煮詰められていない状態でありながら、あっさりと1分フラットをマークしました。まだリストリクターを外していませんし、どこまで速さを引き出せるのか楽しみですね」とは、フルコンセッティングを担当した今田代表だ。
なお、スーパーチャージャー化で必要になるクーリングの強化は、先代ZN6モデル同様のメニューの対策で問題ないことを確認済み。また、ノーマルのクラッチカバーが先代モデルより強化されているためか、現状の344ps&39.8㎏-m仕様でも滑りは一切ないとのことだった。
ちなみにスーパーチャージャー化を行う前にはNA×フルコンでの伸び代も確認したそうだが、ノーマルの制御がしっかり仕上げられていて大きくは変わらなかったとのこと。コスパと痛快な速さを考えれば、先代モデルと同様にFA24でも吸排気チューンからのステップアップにスーパーチャージャー化が有力候補となることは間違いない。
HKSからデリバリーされたばかりのGTスーパーチャージャーキットを投入し、FA24制御へ成功したEmtronでセッティング。純正品番は異なっているが、プラグは先代モデルと同じものが使用できると確認し、HKS・M50HLを使用している
ブースト0.7㎏/㎠時に344ps&39.8㎏-mを発揮。ピーク値よりも全域でトルクが7〜8㎏/㎠向上する頼もしさがポイントだ
EMtronからプラグインモデルがリリースされていないため、FA20用直噴ドライバーを使用してフルコン制御に成功。直噴ドライバーもセッティングすることで低中回転の厚みが増した
HPI ターンフロー3層ラジエーター&ローテンプサーモ、HKS オイルクーラーでクーリングの不安は皆無。なお、容量アップしている純正ラジエーターはFA20での強化品として有効利用できる
前後20㎏/㎜仕様ではリアが不安定だったため前後16㎏/㎜に変更したが、しなやかなフィールと裏腹にタイムダウン。シャープさとしなやかさを両立させるアームのピロボール化が必要と考えている
■303カンパニー(ACE合同会社) 高知県高知市北高見町101 TEL080-8042-4747 https://acellc.jp