ルーフやホイールもカーボン製で車両重量1082kg！超軽量かつ超過激なアルピーヌA110Rが日本でワールドプレミアされる。F1のエステバン・オコン選手も登場!!
2022年10月4日に世界初公開された『アルピーヌA110R』。グレード名の「R」は「レーシング」というよりも、「ラディカル＝過激」な意味合いを訴求している。
それがどれくらい「過激」かというと‥‥‥、発表会の演出そのものから刺激的だった！
と、いうわけで、発表会の模様をはじめ、超過激なA110Rのスペックについて紹介していこう。
夜の横浜。それも埠頭で行われた発表会
発表会が行われるという横浜の某埠頭の某倉庫に向かうと、ワイルドスピード風の過激なチューニングカーがずらり並んでいる。
チームのミーティングが行われているのか？
いや、車列は発表会場に続いている。倉庫を使った会場内にも、「過激」な世界観が引き継がれていたのだった！
他メーカーの車両が新型車発表会に展示されているとは！？ いや、ニッサン車は同じルノーのグループだったか（外にはスープラも並んでいた。寛大）。
「過激」であることに期待高まる！
音楽も最高潮となり、
ここでチューンドカーのエンジンが一斉に掛かった！ そしてその中を駆け抜けてきたのがA110Rだ。世界初登場がこのシーンとは！！
そのA110Rから降臨したのはアルピーヌF1のエステバン・オコン選手。F1日本GP前の大サプライズだ！
そして左はCEOのロラン・ロッシ氏。この発表会の演出だけでももっと書きたいのだが、そろそろ、本題のA110Rの「過激な」スペックについて紹介していこう。
ルーフやホイールもカーボン製で1082kg！
超軽量かつ超過激なアルピーヌA110Rの正体とは
アルピーヌ A110 Rは、限定販売ではないカタログモデル。このボディカラーはアルピーヌ F1チームの今期A522と同じレーシング マットブルー。
カーボンボンネット、カーボンエンジンカバー、フルカーボンホイール、 専用カーボンシートなどを採用し、車両重量は1082kgを達成している。1.8L 4気筒 直噴ターボエンジンのスペックこそ300psで変わりないものの、パワーウェイトレシオ は3.6kg/PSを誇る。
カーボンのルーフとリアウィンドウディフューザーなど、チューニングカーの匂いを醸す。
A110Rはフランスのディエップ工場で製造される。
新形状のディフューザー、スワンネックタイプのリアスポイラーマウント、サイドスカート、エアインテーク付きフロントボンネットでエアロダイナミクスを向上。フロントのダウンフォースは14kg 増加しつつも空気抵抗を5％削減し、最高速は285km/hに達する。
タイヤはミシュラン パイロットスポーツ カップ2 (フロント：215/40 R18、リア：245/40 R18)を装着。ブレーキキャリパーはブレンボで、前後ローターは320mmの複合素材品。そしてホイールは100%カーボンファイバー製！
サプライヤーのDuqueine 社と共同開発された100%カーボンのホイール。超軽量かつ空気力学的に優れたデザインで、ブレーキの放熱や操縦安定性にも寄与するべく、細部までチューニングが施された。
A110Sよりも10mmほど車高が低められ、スプリングレートは10％以上アップされてロール剛性が高められた専用サスペンション。車高調整機能と、減衰力調整機能付ダンパーが組み合わされる。 スタビライザー剛性はフロントで10％、リアで25％強化。サーキットなどのクローズドコースでは、さらに10mm車高を下げることが可能になっている。
インテリアは、すべてマイクロファイバー生地で覆われる。ハンドルもマイクロファイバーで覆われ、グレーのステッチが施される。 内部のドアハンドルは赤いストラップでレースカー風だ。
左右のシートはサベルト製で軽量かつ高剛性なカーボンファイバー製で、6点式の競技用フルハーネスベルトが備わる。ちなみに運転席は上下左右にポジション調整が可能で、助手席は固定式。
この超過激なA110Rの価格については、「後日発表」としており、現時点では不明だ。日本での受注開始は2022年11月下旬を予定している。
■ アルピーヌ コール: 0800-1238-110
■アルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイト https://www.alpinecars.jp/
