ザ・スティーズ ZC33Sスイフトスポーツ「POTENZA RE-12D TYPE-Aを初投入し、 岡山国際での自己ベスト更新を目指す」
ザ・スティーズ
ZC33Sスイフトスポーツ
POTENZA RE-12D TYPE-Aを初投入
岡山国際での自己ベスト更新を目指す!
Photos/稲田浩章,清水良太郎 Text/勝森勇夫
ドライバーは蒲生尚弥選手。ザ・スティーズは愛車(ユーノス ロードスター)のカスタム&メンテを依頼しているショップで、佐藤代表とは気心がしれた間柄だ
これまで、ザ・スティーズZC33Sスイフトスポーツが地元の岡山国際サーキットで出しているベストタイムは、2021年2月にマークした1分48秒546だ。「究極のノーマルタービン仕様」をコンセプトとするチューニングは、その後も続けられている。
最近のアップデート箇所は排気系と、それにともなうECUのリセッティング。マフラーはメインパイプの径を50φから65φにアップ。触媒もメタルキャタライザーに交換し、排気効率を以前よりも大きく向上させている。
ECUは、ザ・スティーズの佐藤寛顕代表が絶対的な信頼を置くオートプロデュースBOSSにクルマを持ち込み、現車合わせで再セッティング。以前に比べ、パワーがレブリミットまでしっかりとついてくる、高速サーキットにも強い出力特性になっている。
そして、2月5日にタイムアタックに挑んだ。結果的にはこの日のベストは1分49秒895で、惜しくもタイム更新はならず。しかし、RE-12Dの装着によって戦闘力が高まったことはたしかだ。ステアリングを握った蒲生尚弥選手の、走行後のコメントがそれを物語る。
「この寒さの中、アウトラップでリアタイヤを十分に温められ、1周目から即効アタックに入れたはこのタイヤならではのアドバンテージ。本日はコーナーの進入で頑張りすぎて……。タイムは伸ばせなかったけど、クルマとのマッチングはよく、手応え十分。次こそは達成したい」
エンジンは、あくまでも純正タービンにこだわるブーストアップ仕様。ECUセッティングはオートプロデュースBOSSに依頼した。現車合わせでタービンとエンジンの性能をフルに引き出す
満を持して投入したRE-12D TYPE-A。サイズは215/45R17の4本通し。ジムカーナをターゲットに開発されたコンパウンドで発熱性は高い。一発勝負に賭けた今回は特別に装着してきた
新しく投入されたレムスのマフラー。中間パイプの径は65φ。ノーマルタービンとの相性が気になったが、結果は良好だ。HKSのメタルキャタライザーとのコンビネーションでセット
クスコのリアスタビバーは、気掛かりだったわずかなアンダーステアを抑える一手として投入。ハードなスポーツセッティング用ではなく、標準仕様の太さ(16φ)を選んでいる
■ザ・スティーズ 岡山県倉敷市粒江2079-1 TEL086-441-0492 http://www.the-steez.com/