職人の技を結集し、VABのパフォーマンスを底上げ。 近藤エンジニアリングが展開する “匠プロジェクト”の真価とは

2022/01/24 16:29

近藤エンジニアリング  VAB WRX STI

 

 

職人の技を結集し、VABのパフォーマンスを底上げ
近藤エンジニアリングが展開する “匠プロジェクト”の真価とは

 

Photos/稲田浩章,清水良太郎 Text/勝森勇夫

 

「匠プロジェクト」は、近藤エンジニアリングが各方面の匠の技術者と共同開発するチューニングパーツの総合ブランド。「匠」の文字が「近」に見得るロゴは、妥協のないコダワリの証

 

 

近藤エンジニアリングが展開する機能性本位のパーツブランド、「匠プロジェクト」のアイテムが一挙に増殖中だ。中でも、急増しているのがエアロパーツ。独創的な雨水浸入防止構造が評判の「エアロボンネット」を筆頭に、「リップスポイラー」や「カナード」、「ディフューザー」「エアダクト」など、すでにトータルコーディネイトが可能なほどのラインナップが揃う。材質は軽くて強度の高いカーボン製で、たしかな機能性はもちろん、質感やフィッティングのよさも、まさに匠の職人が手がけたと誇るにふさわしい完成度だ。

 

匠のエアロボンネットはウラ骨が雨樋機能を果たす特殊構造。エンジンルームの熱気を排出しつつ、雨水の浸入を防ぐ。材質はドライカーボンに迫る性能を持つハードカーボン。一般的なカーボンやFRPも用意される

 

パーツの開発車両となるデモカーには、ほかにもラジエーターやエキゾーストシステム、サスペンションKITなど、匠ブランドの多彩なアイテムが装着されている。ラジエーターはサイドタンク/ターンフロー式。マフラーは手曲げのフルチタン。そしてサスペンションKITは別タンク式を採用するなど、いずれもがサーキット走行を視野に入れたハイスペックなものばかりだ。

 

 

 

この日は、現在開発中の「ビッグローターKIT」をサーキットで実走テスト。純正キャリパーのままローターを大径化できるパーツで、完成すればVABのストッピングパワーがリーズナブルに強化できるようになる。

なお、近藤エンジニアリングでは、デモカーをサーキットタイムアタック仕様としてチューニングするプロジェクトもスタート。エンジンはノーマル。基本的にストリートコンセプトで、当面のターゲットタイムは岡山国際1分42秒台だ。

 

開発中のビッグローターキットは、フロントが355φ、リアは350φでリリース予定。当面は、WRX STIの後期型(フロント6POT、リア2POT仕様)のみの対応となる

 

 

 

ラジエーターはDRLとのコラボとなる薄型アルミ2層。走行風をインテークダクトに導風するインテークガイドは、ラジエーター上部を密閉することで、冷却効果を高める機能も発揮する

 

最小限のボリュームで最大限の効果を発揮する、カナード&リップスポイラー。このリップスポイラー専用となる、アンダーパネルのリリースも間近。ダウンフォースは高まる一方!

 

トランクルーム下部を広く覆う設計で、確実な整流効果をもたらす。マテリアルはカーボン。裏面は6K、表面は3Kで仕上げた、ギミックなつくり込みだ

 

 

「タイヤの性能を使いきれる足」をコンセプトに開発された匠のフットワーク。写真は上位モデルの「極みKIT」。前後20段の減衰力調整機能を備え、リアはよりきめ細やかなセッティングが可能な別タンク仕様だ

 

 

 

 

■近藤エンジニアリング 大阪府和泉市上代町147-1 TEL0725-24-0516  http://kondoengineering.com/

 






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