APガレージ M2「500psと軽量化+エアロで 1分切りを狙う岡山国際仕様」REVSPEED筑波スーパーバトル
2022/01/20 00:00
- CATEGORY : 筑波スーパーバトル
- TAG : M2 APガレージ 筑波スーパーバトル2021
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
AP garage
BMW M2
APガレージ
M2
500psと軽量化+エアロで
1分切りを狙う岡山国際仕様
タイム 59.342
クラス ストリートEVO-Sタイヤ-FR1
ドライバー 蒲生尚弥
タイヤ ADVAN A050 GS (F&R:295/35R18)
■車両重量 1422kg ■最高出力 500ps ■最大トルク 68㎏-m ■ワンオフチタンマフラー ■BM3 ECU ■GTS プログラムL.S.D. ■ENDLESS 車高調サスキット(F:12㎏/㎜ R:24㎏/㎜)■ENDLESS レーシングモノブロックキャリパー ■ENDLESS CC-Rgブレーキパッド ■TITAN7(F:18×10.5J 25 R:18×10.5J 34)■MTCデザインフロントスポイラー、ワンオフリアディフューザー
車検に通せる範囲内で速さを追求するというテーマで製作されたAPガレージのM2。ナンバー付きのため、主なメニューは足まわりと軽量化が中心。軽くなって変化したリアまわりのバランスはエアロパーツで調整する。
メインに走っている岡山国際サーキットに合わせた仕様となっているが、筑波対策として、ブーストアップされたエンジンのパワーを少し上乗せして500psとしてきた。そのパッケージで1分切りを狙う。
この日のベストは59秒342。目標はクリアされた。だが、少し悔しさの残る結果となった。というのも、1本めは58秒台がほぼ確実なペースだったから。
その幻の58秒台を阻んだのは水冷式インタークーラーのエア噛みトラブル。それによってエンジンが吹けなくなってしまったのだ。トラブルといっても軽微なものだったため、すぐに対処され2本め以降のアタックでリカバリーされたが、車両の実力的には58秒台を出せる実力が備わっていることが証明された。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
後ろばかり軽くなるのを空力でカバー
「このクルマの大きなポイントが軽量化です。M2はサイズの割にかなり重いこともあって、トータルで150~200㎏ほど軽くなっています。でも、後ろの方ばかりが軽くなってトラクションに影響するので、その分はエアロでバランスを取っています。GTウイングのほかに、マフラー取り付け位置を上げて、ディフューザーを奥まで伸ばしています」(APガレージ 奥村浩充さん)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
軽量化が効いた軽快感が楽しかった
「軽量化が効いている印象で、走りに軽快感があった。コーナリング速度を上げて走れるクルマになっていて、コーナーのRを大きく取るような走り方が合っている。パワーもものすごくあるのに、それが扱いやすい範囲内に収まっていて極めて乗りやすかった。それだけに1本めのトラブルが残念。それがなければ58秒台くらいは出ていたはずだ」(蒲生尚弥選手)
エンジンはブーストアップ仕様。筑波に向けて普段より少しパワーを上乗せし、約500psを発生。変更点はインタークーラーのパイピングをアルミ製に変更している程度
軽量化は内装類の取り外しのほか、ボンネット、ルーフ、トランクなどを軽量タイプに交換。軽快感のある走りに大いに貢献している
CAEウルトラシフター(クイックシフト、Hパターン)を装着。オーダーで幅広い車種に対応する
前後キャリパーはENDLESS レーシングモノブロック。サスキットはENDLESSベースのオリジナル2way車高調。スプリングはXコイルでフロント12㎏/㎜、リア24㎏/㎜。アームブッシュはピロボールに変更されている
■APガレージ 大阪府摂津市新在家1丁目14−10 TEL06-4862-7775 https://www.apgaragejp.com/