ウイッシュが、ハイパワーな ロータス・エキシージの調教をスタート!!
2021/07/25 23:48
- CATEGORY : アップデート最前線
ウイッシュが、ハイパワーな
ロータス・エキシージの調教をスタート!!
ロータス・エキシージSは、ユーロスポーツのチューニングにもチカラを入れるウイッシュが選んだ次期題材。エキゾチックなハイパースポーツをどう調教するか……。試走を終えた上村光輝代表にチューニングの方向性を聞く
Photos/稲田浩章,清水良太郎 Text/勝森勇夫
ベース車両は2015年式のロータス・エキシージS V6
ロータス・エキシージは、ユーロスポーツのチューニングにもチカラを入れるウイッシュが選んだ、最新のデモカー。
取材したのは、恒例となる「チューニング前の試走」の模様だ。まずは、上村光輝代表自らがステアリングを握り、ホームコースの岡山国際サーキットで、クルマの特性と弱点を掴む。
エンジンはノーマル。それでも350psと1180キロの車体には十分なパワー。最終的にはブーストアップ仕様で、岡山国際1分40秒台前半を狙う
エンジンはトヨタ製の3.5ℓ V6(2GR型)を搭載。スーパーチャージャーで過給し、350ps(7000rpm)のパワーと40.8㎏/m(4500rpm)のトルクを発生させる。
サスペンションやブレーキも、現状はオリジナル。前オーナーによってデフは機械式L.S.D.に交換されている。
室内はスパルタンなコンペティション仕様。ロールバーはオクヤマ製だ
インテリアでは、アクセルペダルの位置調整が、試走を前にウイッシュにて施された唯一のチューニングポイントだ。
右に大きくオフセットしたアクセルペダルをワンオフ加工で調整。操作性を高めている。
タイヤはADVAN A052のユーズド(F:215/45R17、R:265/35R18)。初試走だったこの日の岡山国際ベストラップは1分53秒台
以下、試走を終えた上村代表の感想だ。
「パワーは文句なし。ストレートでは200㎞/hをラクラク超えるから、やるにしてもブーストアップくらいで十分だと思う。
対して、足まわりは全面的にやり直す必要がある。とくにリアの動きがダメ。接地感がとぼしく、コーナリング中は、いつブレークするかとオシリがムズムズしっぱなし。あれじゃタイムが出ないどころか、サーキットを走ってもまったく楽しくない」。
何はさておき足まわりからスタートすることになったウイッシュのエキシージチューニング。アップデートの模様と成果を、今後も引き続きお伝えしていく。
足まわりは要変更のポイント。取り急ぎオリジナルでサスペンションを開発し、コーナリングスタビリティを高める計画
ブレーキは純正のAP製4ピストンキャリパー+ドリルドディスク。パッドのみ交換する予定だ
■ウイッシュ 兵庫県伊丹市北園1-21-8 TEL072-744-6005 http://www.wish-r.com/