【蒲生尚弥選手の車載動画】ザ・スティーズ/NDERCロードスターRF & ZC33Sスイフトスポーツが揃ってタイム更新!!

2021/03/25 17:49

ザ・スティーズ NDERCロードスターRF & ZC33Sスイフトスポーツ

【蒲生尚弥選手の車載動画あり】

 

フットワークの見直しでとLSDの投入で、スタンシーな2台のデモカーが揃ってタイムを更新!!

 

Photos/稲田浩章 Text/勝森勇夫

 

 

岡山のザ・スティーズは、スタンス系カスタムを主軸に展開する異色のチューニングショップだ。

 

速さはもちろん、ルックスにこだわる主義で、デモカー開発もつねにそういうスタンス。2020年12月のREVSPEED筑波スーパーバトルに参戦したロードスターRFは、限界まで低い車高のまま、目標としていた1分5秒台を見事に達成! ホームコースとする岡山国際サーキットでは、1分50秒切りをマークする速さだ。

 

ただし、筑波での蒲生尚弥選手の車載映像は、その低い車高から、タイヤがインナーに干渉したり、ピーキーな挙動が現れていた(それでも蒲生選手は乗りこなしているからスゴイ!)。

 

そのような低い車高での弊害を理解しつつも、それを克服すべく、ビジュアル派の走り好きのザ・スティーズは挑戦を続けている。

 

そして、ロードスターRFが、蒲生選手のアタックにより、2021年2月6日に岡山国際でのベストラップを塗り替えた。計測タイムは1分48秒47。純正デフ、ウイング未装着の、見た目重視仕様とは思えない好タイムだ。

 

岡山国際サーキットでのタイムを1分48秒に入れたロードスターRF。タイヤは ポテンザRE-71RS。245/40R17から235/40R17に変更。面圧を高め、グリップパフォーマンスを生かし切る作戦だ

 

この日に向けての主なリメイク箇所は、タイヤ幅の変更(245→235)、バネレートのアップ(前後2㎏/㎜)、アライメント調整(キャンバー前後30分起こし)、フロントブレーキパッドの変更、の4つ。基本的には、キワドさ強調系のフットワークセッティングを、わずかに走り寄りに振ったカタチ。そして、効果はテキメン。タイムにはっきりと現れた。

 

「タイヤの面圧がしっかりかかるようになり、スムーズにコーナーを抜けられるようになった。筑波の時のようにタイヤがフェンダーに干渉することもない。機械式LSDを入れたら、タイムはまだ延びる」と蒲生尚弥選手も好評価だ。

 

エンドレスを起用するブレーキは、パッドが初期制動の強いモデルにチェンジされている

 

足まわりはKW V3車高調。バネレートが前後とも以前よりも2㎏/㎜高められた。

 


 

さらに、この日は、もう一台のデモカーであるZC33Sスイフトスポーツもタイムを更新!

 

こちらのリメイクポイントは、タイヤ(イーグルRSスポーツSスペック → イーグルRSスポーツV3)とLSD(トルセン→ATSカーボン)で、タイムは1分48秒55。

 

「スイフトスポーツもコーナリングが以前とは大違い。トラクションがしっかり掛かり、アクセルを踏むほど曲がってくれる。タイヤのグリップ力は、アウトラップすぐのリアを安定させる力も絶大。安心してアタックできた」と蒲生選手。ロードスターRFもスイスポも、ザ・スティーズのスタンスなアタックマシンは、まだまだ伸びシロがありそうだ。

タイヤはイーグルRSスポーツV3。L.S.D.はATSのカーボン。弱めなセッティングで、普段乗りの快適性もキープしている。

 

ブーストアップ仕様なら、足まわりとLSDチューンのみで岡山国際1分48秒をマーク。

 

 

 

と、いうわけでこの2月6日の蒲生選手の岡山国際サーキットの車載映像を見ていただきたい。

 

 

蒲生尚弥選手ザ・スティーズ岡山国際ロードスターRF【REVSPEED】

 

 

 

蒲生尚弥選手ザ・スティーズ岡山国際ZC33Sスイフトスポーツ

 

 

 

 

■ザ・スティーズ 岡山県倉敷市粒江2079-1 TEL086-441-0492 http://the-steez.com/