谷口信輝 平手晃平 ドラテク講座 岡山国際サーキット1~2コーナーの走り方
谷口信輝 平手晃平 ドラテク講座
岡山国際サーキット1~2コーナーの走り方
2026 ADVAN Circuit Experience 岡山国際

2026年5月9日に岡山国際サーキットで催されたADVAN Circuit Experienceより、当日のゲストドライバー、谷口信輝/平手晃平のドラテクワンポイントアドバイスをお届け! 岡山国際コース攻略の明暗を分ける1コーナーと2コーナーの走り方を聞く。
Photos/稲田浩章 Text/勝森勇夫
谷口信輝ワンポイントアドバイス
1コーナーと2コーナーは別々に考える

1コーナーから2コーナーはひとつの連続コーナーとして捉えるのではなく、『1コーナーを曲がって立ち上がり、右に寄せて、改めて2コーナーに入る』という考え方。
1コーナーはしっかり曲げて、2コーナーまでの加速を高めることが重要。ただし、ブレーキングが強過ぎると、ボトムの車速が落ちてしまうので、曲げるために必要な分だけ速度を落とす、適正な加減をつかむのが重要。
2コーナーはクルマによってブレーキペダルに触る/触らないが異なるが、アクセルOFFだけでスッとノーズが入るなら、理想はブレーキペダルに触らずに進入したい。
一方、そのままだと曲がらないクルマは、コーナー進入前に軽くブレーキを当てて、前過重を稼ぎ、舵が効く状態をつくって、ノーズを入れてから入る。
2コーナーでアンダーステアが出るのは、進入時点で、すでに曲がらない姿勢になっていることを原因として挙げる。曲がらなくてアクセルを入れるのが遅くなると、そのあとの加速に大きく響く。
2コーナーに入る前に、どこで加速をやめるか、ブレーキペダルを触るのか、触らないのか、どのタイミングでモーションを始めるのか、しっかり見極めて臨むことが大切だ。
2コーナーの最大舵角はコーナーのアペックスよりやや手前のイメージ。理想としては、アペックスに向けてスッとノーズを入れ、アペックス手前からアクセルを開け始める感じ。もちろん、それは、アンダーステアにならないクルマでの話。
平手晃平ワンポイントアドバイス
1コーナーは縦で止め、ブレーキを残して曲げる

1コーナーはかなり明確に、まず、縦でしっかりブレーキングを行う。ただし、止め過ぎず、戻していくブレーキを少し残しながらクリッピングポイントまで進む。





一般にはブレーキを抜き過ぎる傾向があり、そこでフロント荷重が抜けて、曲がらない状態になっていることが多い。ブレーキは単に止めるためではなく、曲げるためにも使うという意識の再確認が重要だ。
1コーナーはクリッピングポイントからアクセルを最初はじわっと開ける。そのあと、アウト側までしっかりコース幅を使って立ち上がる。ポイントは唐突にではなく、トラクションを感じながら、アクセルを開けていくこと。
2コーナーは外から大きく入り、クリッピングポイントはやや奥に取る。出口の先が長い加速区間になるため、進入で頑張り過ぎるよりも、早めに向きを変えて、アクセルを長く踏める状態をつくったほうがよい。



車種にもよるが、2コーナーは軽く長くブレーキをクリッピングポイントまで引きずるように使う。2コーナーの手前は丘のようになっていて、手前で強くブレーキを掛けるとリアが浮きやすい。そのため、ブレーキは弱めに掛けて、前荷重を得ながら向きを変える。
アクセルOFFだけで曲がる人も多いが、前荷重が足りなくて、アンダーステアになってしまっているケースも少なくない。
軽くブレーキを入れて、前荷重をつくり、確実に向きを変えて、やや奥に取ったクリッピングポイントからじわじわアクセルを踏むスタイルを推奨。
最大舵角は基本的にクリッピングポイント付近で、アクセルを踏み始めるのは、クリッピングポイントあたりから。ドカンとではなく、トラクションを感じながらじわじわ開ける。
リスクを抑え、そのあとの長い加速区間でタイムを稼ぐことを最優先というわけだ。
■ADVAN Circuit Experience https://advan-ce.jp

