シビックタイプRベースのカスタムコンプリートカー 『ARTA GT FL5』が東京オートサロン2026でベールを脱ぐ!
2026/01/09 14:00
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シビックタイプRベースのカスタムコンプリートカー
『ARTA GT FL5』が東京オートサロン2026でベールを脱ぐ!

サーキットで培ってきたARTAの思想を、日常で味わえるGTカーとして結実させる──。そんな明確なビジョンのもとに誕生したのが、FL5シビック タイプRをベースとする『ARTA GT FL5』だ。本プロジェクトは、ARTA総監督の鈴木阿久里、エグゼクティブアドバイザーの土屋圭市が企画の立ち上げ当初から賛同し、全面的に関わることで実現した。

「GTカーのようなクルマを、公道で普通に走らせたい」。そのシンプルでありながら難易度の高いテーマに、鈴木と土屋は早い段階から強い関心を示し、コンセプトの方向性から細部の詰めに至るまで、プロジェクトを後押ししてきた。
スーパーGTの会場にて計画が披露され、ARTA公式ウェブサイト上ではエアロデザインのスケッチも公開。GT500マシンを彷彿とさせるシルエットはファンの間で大きな反響を呼び、期待感が着実に高まっていった。

外装はARTA GT FL5を象徴する最大のトピックのひとつだ。モチーフとしたのは、ARTAが実戦で戦う本物のGT500車両。その迫力と機能美をストリートカーに落とし込むべく、デザインは幾度となく描き直され、実用性とのせめぎ合いが繰り返された。





結果として全幅はGT500マシンと同等レベルまで拡大され、圧倒的な存在感を放つスタイリングを獲得。一方で、乗り降りや日常走行を妨げない形状とすることで“見た目だけのGT”に終わらせていない点がARTAらしいアプローチといえる。


中身も、本気だ。タービン交換やHKSと共同開発したインタークーラー、センター出しマフラーを装着した上で、ECUデータを最適化することで約400㎰を発生。オイルクーラーやクスコ製の機械式LSDも装備しており、サーキットでの連続周回も難なくこなせる。



足まわりにはKW製の車高調サスキットやAPレーシングキャリパーが投入された。ホイールはARTAオリジナル(18×10.5Jインセット38)で、タイヤはブリヂストン・ポテンザ RE-71RZ(295/35R18)を組み合せる。サーキット走行を前提としながらも、公道での扱いやすさと安心感を強く意識したパッケージに仕上げられている。



GT車両さながらのステアリングまわりや、レカロ製のバケットシートなど、内装メイクも抜かりはない。なお、このARTA GT FL5に装着されたパーツは、エアロボディを含めて単品での販売は予定していない。車両持ち込みでのコンプリートメニューとして限定20台分のみ販売される予定だ。

その完成度を確認するべく行われたのが、袖ケ浦フォレストレースウェイでの走行テストだ。ARTAのGT500ドライバーである野尻智紀を中心に、1日を通して細かなセッティングが繰り返された。

野尻は「極めて運転しやすいという第一印象。ただ最初はロールやピッチングが大きいのが少し気になりました。そこでバネレートや減衰力を高めたところクルマの動きが整理され、しなやかに力強くタイヤへ荷重を掛けられるようになりました。誰もが安心して攻められるクルマに仕上がっていると思います」とコメント。GTスタイルでありながら、走りの裏付けが確実に取られていることを示す結果となった。

テストを経て、ARTA GT FL5は完成形の領域へ到達した。走りのバランス、操作に対する応答性、公道を走らせるうえでの安心感までが高次元で整い、その仕上がりを確認した鈴木、土屋の両名からも「この内容なら、そのまま世に出せる」「GTカーとしての芯がしっかりしている」といった評価が寄せられている。

ARTAの看板を背負うコンプリートカーとして、妥協を許さない視点でチェックされたうえでの“GOサイン”であり、このクルマがすでに完成されたGTカーであることを裏付けるエピソードだ。そのうえで、サーキット志向のオーナーに向けて調整幅をあえて残している点も、ARTA GT FL5の懐の深さを物語っている。

ARTA GT FL5は、東京オートサロン2026のオートバックスブースにて全貌を披露。ARTAを象徴するふたりが全面的に関わり、本物のGT500の思想と技術を注ぎ込まれた。サーキットとストリートを本気でつなぐARTAの答えをブースにて目に焼き付けてほしい。

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