ラズファクトリー FD2 シビック タイプR「巧みにギア比を合わせたことで280psをフルに活かす」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

Rz-Factory
FD2 CIVIC TYPE R

 

ラズファクトリー
FD2 シビック タイプR

 

純正パーツと社外品で巧みにギア比を合わせ
280psのハイパワーを活かす走りを実現

 

タイム 1’01.340
クラス ストリートEVO-セミスリック-FF
ドライバー 柴田優作
タイヤ ADVAN A050 G/S (F 265/35R18 R 225/40R18)

 

■車両重量 1156kg ■エンジン K20A改 ■排気量 2156cc ■最高出力 280ps/8100rpm ■K-TECH ピストン/コンロッド/クランク(ボア87mm×ストローク90.7mm) ■K-TECH カムシャフト(IN 240/299/235 リフト量 7.4/12.7/7.1mm EX 240/294/235 リフト量7.0/12.2/6.7mm) ■戸田レーシング バルブスプリング ■ラズファクトリー 2層式ラジエーター ■K&N エアクリーナー  ■NGK 9番プラグ  ■無限 エキマニ ■ ラズファクトリー オリジナルマフラー ■Hondata ECU ■クロスギア ■エクセディ クラッチ ■CUSCO L.S.D.(1way) ■5.333 ファイナルギア ■ペトロナス トランスミッションオイル ■HAL製オリジナルスプリング (F 15kg/mm R 20kg/mm) ■オリジナル サスキット(F エナペタル MDSベース  RエナペタルE-12ベース) ■エンドレス MONO4ブレーキキャリパー&ブレーキローター ■ウインマックスAC1ブレーキパッド ■VOLK RACING TE37 SAGA(F 18×10.0J 35 R 18×8.0J 45) ■無限 リップスポイラー+ラズファクトリーオリジナルスプリッター ■ボルテックス GTウイング・タイプ4 ■FRPボンネット ■RGN  CTAドライカーボンルーフ

 

前回はFK8で1分1秒756を記録していたラズファクトリー。今回は車両を、2.15ℓに排気量アップしたFD2の公認車へとスイッチ。排気量を上げたとはいってもNAエンジンなのだが、それでも1分1秒340という、見事なタイムを記録した。

 

その大きなポイントとなっているのが、ギア比の選択だ。ファイナルはノーマルの5.062から5.333に変更。さらに純正パーツと社外品を組み合わせて、クロスミッション化も実現。1コーナーは2速、S字では4速まで上がり、第1ヘアピンは2速でクリア。ダンロップは3速、2ヘアには4速でアプローチし、バックストレートでは4速8000rpmまで吹け上がる。

 

エンジン特性をフルに活かし切る走りを活かすためのサスペンションは、フロントに伸縮別調整式のエナペタルMDSを、リアにはエナペタルE-12をベースとしたオリジナル品を使う。すべて市販品を使いながら、コースに合わせたセッティングができる、ラズファクトリーの自信作だ。

 

RGNのCTAドライカーボンルーフはノーマルルーフを取り外してセット。全体の重量減もそうだが、重心を下げるという意味でも装着効果が大きいアイテム

 

3Dプリンターを使って製作したスプリッターは、純正バンパーに無限製リップスポイラーをセットしている状態に合わせてある。これも装着効果大

 

ボルテックス製のGTウイングはブレーキング時の姿勢の安定と、コーナーでのトラクション確保に役立っている。サスセッティングはこの空力も考慮して行っている

 

フロントはバンプとリバウンドの減衰力をそれぞれに調整できるエナペタルMDSベースのオリジナル仕様。セッティング幅の広さから、コースに合わせればアンダーステアを消すことができ、速さを実現できアシとなる。リアはエナペタルE-12ベースを備える

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

 

本国のレーシングシャフトを使ったMDSはオススメ

 

「クロスミッションは、このクルマのように排気量アップしている場合にも有効ですが、ノーマルエンジンにこそオススメしたい手法です。走るコースによってギア比は違ってきますが、エンジンの美味しいところだけが使えるようになりますので、なにより走ることが愉しくなります。サスペンションはスプリングの長さや荷重なども含めて、オリジナルセッティングしています。本国のレーシングシャフトを使ったMDSは、オススメです」(ラズファクトリー 芳村恭伸さん)

 

 

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

 

 

スプリッターでセッティングの幅が広がっている

 

「筑波サーキットのコース2000にピッタリのギア比で、気持ちよく走ることができました。第2ペアピン2速を立ち上がり、最終コーナー手前では4速8000rpmまで吹けてくれるのが、凄く気持ちよいです。コーナリングのボトムスピードも速いですし、実際タイムも1分1秒3と、目標としていた数字がクリアできました。スプリッターをつけていることから、タイヤの幅を変えてみるなど、よりセッティング幅が広がっているのも魅力です」(柴田優作選手)

 

 

 

 

 

 

■ラズファクトリー 愛知県豊川市国府町上坊入17-5 TEL0533-80-1722 http://www.mgm-car-bike-curry.com/

 

 






RELATED NEWS 関連ニュース

  • Amazon特別プロモーション