PCA 86 with BOSS ZN6 86「5年掛けて熟成の域に達した ラジアルタイヤ最速の86」REVSPEED筑波スーパーバトル
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
PCA 86 with BOSS 86
ZN6 86
PCA 86 with BOSS 86
ZN6 86
5年掛けて熟成の域に達した
ラジアルタイヤ最速の86
タイム 57.191
クラス オープン-FR
ドライバー 蒲生尚弥
タイヤ POTENZA RE-12D TYPE A (F&R:265/35R18)
■車両重量 1205kg ■最高出力 580㎰ ■最大トルク 62kg-m ■最大ブースト1.8kg/㎠ ■HKS GT7040Lスーパーチャージャー ■HKS ピストン/コンロッド/クランク/カム ■780ccインジェクター ■DRL ラジエーター ■HKS インタークーラー&オイルクーラー ■ブリッツ エアクリーナー ■BOSS フロントパイプ/エキマニ/マフラー ■HKS トランスミッション ■ORC クラッチ&フライホイール ■BOSS ECU ■CUSCO RS L.S.D.(2way) ■Prodrive サスキット(F:12kg/mm R:12kg/mm)■ENDLESS ブレーキキャリパー(F:4POT、R:2POT)■POTENZA RW006(F&R:18×10J 20) ■バリス フロントバンパー/サイドステップ/リアバンパー/ウイング/ワイドボディ
ストリートチューンの可能性を追及するべく、着実な進化を遂げてきたPCA86。HKSスーパーチャージャーで武装した2.1ℓ仕様のエンジンは、最高出力580㎰を発揮。プロドライブ車高調やエンドレスのキャリパーでフットワークを引き締め、バリスのワイドボディ&GTウイングで空力性能を高めるなど、そのメイキングは熟成の域に達している。
鈴鹿2分10秒3、筑波56秒9をはじめ、全国各地の主要コースで86/BRZのラジアルレコードを保持しているのも速さの証。それでいて軽量化はなし。まさに究極のストリートスペックといえる。
PCA86プロジェクトとしてはラストランという今回は、高速コースである鈴鹿仕様のバネレート(前後12kg/㎜)のままアタックに挑んだ。タイヤは強力なグリップ性能を誇るRE-12D TYPE A。アタック時はウォーマーを使用した。
1本目のタイムは57秒7とベスト更新ならず。そこで2枠目ではリアのレートを2kg/mm落として再アタックに挑むもタイムは57秒1。惜しくも自己ベスト更新とはならなかった。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
鈴鹿仕様からリアのみセッティングして0.5秒アップ
「今回は鈴鹿仕様のまま走りましたがトラクションが薄かったので、2本目はリアのみレートを下げ、車高を少し上げました。すると条件がベストではないなか0.5秒アップ。自己ベスト更新はなりませんでしたが、結果には満足しています。シェイクダウンから5年。タイヤの進化に伴い約5秒以上短縮していますから。蒲生選手にも感謝したいですね」(オートプロデュース ボス 藤岡和宏代表)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
バネレートの違いで挙動が大きく変わった
「エンジンはパワフルだし、走っていて楽しいPCA86。RE-12D TYPE Aは温まりも早く、強力なグリップを発揮してくれます。ただ高速コーナー向きの鈴鹿仕様ではネガティブな面が出てしまい、トラクションが薄くタイムロスに繋がってしまいました。とはいっても58秒1が出るのだから、車両のポテンシャルが高い証だと思います」(蒲生尚弥選手)
2.1ℓ化した強心臓にGT7040Lスーパーチャージャーを合体。NOSを噴射して最高出力は580ps、最大トルクは62.8kg/mを絞り出す。5年間酷使してノントラブルだ
ブレーキはENDLESSのモノブロックで、フロント4POT、リア2POTをチョイス。制動力を高めつつ、タイムアタック時に求められるコントロール性にも配慮された
バリスのワイドボディキットやGTウイングで空力性能を高める。高速コーナーでは強力なダウンフォースが得られるため車両の挙動も安定。タイムアップにつながる
■ブリヂストン ポテンザweb https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/
■オートプロデュース ボス 長野県長野市川合新田1370 TEL026-266-6388
http://www.ap-boss.com/