2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

Rz-Factory

FK8 CIVIC TYPE R

ラズファクトリー
FK8 シビック タイプR

 

カスタマーライクな

ミニサーキット仕様で筑波に挑む

 

タイム　1’01.756

クラス　ストリート-レーシングラジアル-FF1

ドライバー　柴田優作

タイヤ　POTENZA RE-12D （F&R:265/35R18）

 

■車両重量 1361kg ■最高出力 360ps/6500rpm ■ブースト 1.5kg/㎠ ■オートプロデュース ボス ECU ■フジツボ マフラー ■HKS インタークーラー ■ラズファクトリー ラジエーター ■HKS オイルクーラー ■クスコ L.S.D.（1wayオリジナル仕様） ■エナペタル ラズファクトリー オリジナルスペックダンパー ■ハイパコ スプリング（F&R:19.6kg/mm）　■HKS ピロアッパーマウント　■Winmax 6POTキャリパー（F）　■WinmaX ARMA AP2ブレーキパッド（F＆R）　■WinmaX ブレーキホース　■VOLK RACING TE37SAGA T／M（F&R:18×9.5Ｊ＋44）

 

筑波スーパーバトルだけでなく、筑波サーキットを走行するのも今回が初めてというのがラズファクトリーのＦＫ8シビック タイプＲ。スパ西浦や幸田、美浜など中部地区のミニサーキットをターゲットにした車両で、自走でサーキットへ向かい、そのままスポーツ走行を楽しむというのがコンセプトとなっている。

 

カスタマーへのチューニングは得意としている足まわりが中心で、車高調はエナペタルと共同開発のオリジナルスペック。FFスポーツらしいシャープなハンドリングを実現するために伸び側の減衰力が弱めなのと、フロントの有効ストロークをしっかりと確保しているのがこだわりになっている。

 

パワー系はオートプロデュースボスのＥＣＵとＨＫＳインタークーラーにより360psを獲得。ＦＫ８のネックとされる冷却系も、ラジエーター変更やオイルクーラーの追加でしっかりと対策している。初走行で1分1秒台のタイムは想定タイムを上回るもので大満足の結果となった。

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

ベース車の特性を見極めたセッティングが重要

 

「初走行でデータもないので、いつものミニサーキット用セッティングのままでしたが、減衰力変更（Ｆ2戻し／Ｒ1戻し→ＦＲ最強）のみでベストタイムが出ましたね。フロントはサスに合わせてホイールのオフセットとキングピン角のセッティング、リアはストロークに合わせてトー調整を行っているのもこだわりです。ＦＫ８はベース設計がよいので、前後の車重差にこだわらないセッティングがよさそうです」（ラズファクトリー 芳村恭伸さん）

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

チューナーのこだわりを感じるファインチューンだった

 

「筑波サーキットを走るのは初めての車両とのことでしたが、足まわりやデフのセッティングなどにチューナーのこだわりをしっかり感じることのできる車両でした。セッティング自体は普段走行しているミニサーキット用でしたが、それよりはスピードレンジが高い筑波でもまったく問題はなく、あっさり1分1秒台が出ちゃうのだから驚きました。ライトチューンとしては、かなり速いですよね」（柴田優作選手）

 

パワー系はＥＣＵチューニングと補器類が中心となっていて、最大ブースト1.5kg/㎠設定でパワーは360ps。L.S.D.はCUSCOの1wayオリジナル仕様を装着

 

車高調はエナペタルとの共同開発品。フロントは6インチという短めのスプリングをセットするが、有効ストロークをたっぷり82mm確保しているのがポイント

 

バネレートは前後とも20kg/mm。かなりハードなイメージだが、サーキットまでの街乗りでも不都合はないセッティングとなっている。アッパーマウントはＨＫＳだ

 

制動力とコントロール性向上のために、フロントブレーキはWinmaXの6POTキャリパーと356mm2ピースローターに変更。パッドも前後ともWinmaXだ

 

 

■ラズファクトリー　愛知県豊川市国府町上坊入17-5　TEL0533-80-1722　http://www.mgm-car-bike-curry.com/