モーターフィールドABARTH 595 MTA「L.S.D.の装着とリアのグリップ向上でタイムアップを狙う」REVSPEED筑波スーパーバトル
2022/01/20 00:00
- CATEGORY : 筑波スーパーバトル
- TAG : MOTOR FIELD ABARTH 595 MTA 筑波スーパーバトル2021
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
MOTOR FIELD
ABARTH 595 MTA
モーターフィールド
アバルト 595 MTA
L.S.D.の装着とリアのグリップ向上で
タイムアップを狙う
タイム 1’06.413
クラス ストリート-レーシングラジアル-FF3
ドライバー 大井貴之
タイヤ POTENZA RE-12D (F:235/40R17 R:205/45R17)
■車両車重 1091㎏ ■最高出力 240ps/5800rpm ■最大トルク35kg-m/3800rpm ■TD04Lタービン ■ブースト 1.5㎏/㎠ ■380ccインジェクター ■BMC OTAエアクリーナー ■FORGE フロントマウントキットインタークーラー ■TMC motorsportフロントパイプ ■サイレンサー追加マフラー ■メタル200cel触媒 ■FORGE オイルクーラーキット ■DIGITALSPEED stage3ECU ■HKS EVC-S ■DTM AUTORANS TCUチューニング(ミッション)■クワイフ ヘリカルL.S.D. ■HYR Motorfield specダンパー ■アイバッハ(F:11㎏/㎜)/KYB(R:14㎏/㎜) ■ENDLESS MX72plusブレーキパッド ■ブレンボ 2ピースローター ■gram LIGHTS 57Transcend(F:17×8.5J 40)/BREYTON GTSR(R:17×7.0J 40)■アセットコルサ純正ウイング
前回、筑波に合わせた足まわりを中心としたリファインによって目標の1分6秒台を達成したモーターフィールド。これで3回目の挑戦となる。
リアのグリップを高めるためスプリングを低反発タイプに変更したり、安定したラップが刻めるようトランスミッションの冷却を見直すなどの変更に加え、これまで、あえて装着を避けてきたL.S.D.を装着してきた。これまで課題だったタイヤの空転が抑えられることで電子制御が介入しにくくなり、タイムアップが期待された。L.S.D.が装着されたので、昨年まで手を焼かされていた電子制御は完全OFFオフにしてアタックに臨んだ。
ドライバーはこれまで同様に大井貴之選手。タイヤの空転は昨年よりも抑えられていたが、装着されたL.S.D.はヘリカルのため、片輪が浮いてしまうような場面では思ったような効きが得られず空転が発生。そのため2本目以降は電子制御ONでアタック。介入は気になるのだが、現状ではONのほうが速いことが分かった。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
L.S.D.装着とリアスプリングを低反発に
「ヘリカルですが、ようやくL.S.D.を装着しました。軽い挙動ではESPの介入がなくなったので、筑波でも車両制御が入りにくくなることを期待しています。一般のカスタマーのことを考得ると、ESP全OFFはしないほうがよいと考えています。L.S.D.以外にもリアのグリップを高めるため、リアのスプリングを低反発に換えるなどの小変更をしています」(モーターフィールド 梅村満浩代表)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
ESPはあったほうが速いという結論に
「L.S.D.が装着されたということで、1本めは車両制御は全OFFでアタックした。ABSもキャンセルになるが、ブレーキはロックが怖いとかはなく、フィーリングもよかった。L.S.Dはヘリカルなので、片輪が浮いてしまうような状況だとやはり掻いてしまう。そういう状況でもガツッと効くようなL.S.D.があれば異なるが、現状は車両制御ONのほうが速かった」(大井貴之選手)
エンジンそのものに手が入っていない仕様としては、ほぼ最上級といってよい240psを発生するエンジン。十分なパワーを発生しているため仕様変更はなし
ぎっしり詰まった狭いエンジンルームのため、熱の影響が大きい。AMTの温度も上昇し、ギアが抜けるなどのフェイルセーフが入るため、遮熱板で熱の影響を抑えた
太いタイヤが入らないのもウイークポイント。タイヤはRE-12D。フロントは235/40R17の一択という選択肢の少なさもネックだという
■モーターフィールド 愛知県岡崎市大門5丁目23番地9 TEL0564-65-8533 http://www.motor-field.com/