AGオーディナリー F56 MINI JCW「ベースモデルをスイッチし、タイムを追求する開発がスタート」REVSPEED筑波スーパーバトル

2022/01/20 00:00

2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

AG Ordinary
F56 MINI JCW

AGオーディナリー
F56 MINI JCW

 

ベースモデルをスイッチし
タイムを追求する開発がスタート

 

タイム 1’03.103

クラス ストリート-レーシングラジアル-FF1

ドライバー 古川 慶太

タイヤ ADVAN A08B(F: 225/45R17  R:215/45R17)

 

■車両車重 1201㎏ ■最高出力 300ps/1500~4500rpm ■最大トルク 43.5kg-m ■ブースト1.45㎏/㎠  ■オリジナルマフラー ■デジタルスピード ECU ■CUSCO L.S.D. (1way) ■ORC クラッチ ■オーリンズ DFV車高調サスキット ■サスペンションプラス(F:18㎏/㎜ R:16㎏/㎜) ■IDI AGOオリジナルブレーキパッド ■F:ENKEI PF09(17×8.0J 25)R:VOLK RACING ZE40(17×7.5J 40)

 

  R56JCWでコンスタントに1分2秒台前半を刻んでいたAGオーディナリーだが、今回から現行F56にベースモデルをスイッチ。着手したばかりとあって、変更点は吸排気とECU、足まわりなど基本的な部分のみ。それでもベストは3秒103と熟成され尽くした感のあった先代の1秒落ちとなかなかのタイム。

 

しかし、ドライバーを務めるAGオーディナリーの古川慶太代表によれば「タイムは当日のコンディションとクルマが合ってただけ」とのこと。排気量が拡大されたことのメリットがある反面、リアサスがダンパーとスプリングが別体式となったことでストローク量が不足しているのに加え、意図しない動きがあるためドライバーにとって気持ちのよいものではないのだという。

 

また、車両電子制御の影響も強いため、その介入を抑えるようなセッティングと走り方が必要だとも。現在あとはそれらの対策を中心に足のセッティングが見直される予定。どこまで速くなるか注目だ。

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

スプリング別体になったリアサスがネック

 

「まだ着手したばかりなので、とりあえずの状態ではあるのですが、リアサスのスプリングが別体になったので、これまでのやり方が通用しなくなったこと、電子制御の介入がより厳しくなったことがネックですね。ホイールベースも伸びて、トレッドも拡がったので、曲がるようなセッティングを意識しています。アライメントもオーバーステア気味にしています」(AGオーディナリー 古川慶太代表)

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

電子制御の介入を見据えた走り方が課題

 

「電子制御の介入が強い。その介入の影響を少なくする足のセッティングと走り方が必要だ。リアサスのストロークも極端に少なくて、ドライバーにイヤな動きが出るのが気になった。意図しない動きが出るので、踏みきれない。現状だとウエットだと乗りづらいだろうなと思う。まずは意図しない動きを出ないようにいろいろ試していくしかない」(AGオーディナリー 古川慶太代表)

 

2ℓとなったエンジンは排気量なりのアドバンテージがあるとのこと。現状は吸排気+ECU程度の変更にも関わらず、すでに旧モデルに匹敵する出力を発生している

 

もと全日本ラリー参戦車だったため、ロールケージが装着されている。剛性面では多少有利な反面、重量はノーマルより重くなっているとのこと

 

 

車両サイズは大きくなったが、太いサイズのタイヤが入らないのは変わらないようで選択肢は少ない。排気量増大でタイヤグリップにパワーが喰われる感は減っているという

 

 

■AGオーディナリー 埼玉県上尾市原市中1-7-12 TEL048-723-7098 https://ag-ordinary.jp/

 

 






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