リアルディレクションR53 MINI「ウォーターインジェクションで 上がりやすい吸気温度を対策」REVSPEED筑波スーパーバトル
2022/01/20 00:00
- CATEGORY : 筑波スーパーバトル
- TAG : リアルディレクション MINI R53 筑波スーパーバトル2021
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
real direction
R53 MINI
リアルディレクション
R53 MINI
ウォーターインジェクションで
上がりやすい吸気温度を対策
タイム 1’03.829
クラス オープン-FF
ドライバー 坂本祐也
タイヤ POTENZA RE-71RS(F: 215/45R17 R:
215/45R17)
■車両車重 1201㎏ ■最高出力300ps/7000rpm ■最大トルク30kg-m/6000pm ■ブースト1.4㎏/㎠ ■HARROP スーパーチャージャー ■JE ピストン ■シュリック カム(IN:268° 10.2㎜ EX:256° 11.0㎜) ■550ccインジェクター ■オリジナルエキマニ ■JCW マフラー ■LINKプラグインECU ■CUSCO L.S.D.(1.5way) ■ORC クラッチ ■PCR 車高調サスキット(F:13㎏/㎜ R:11㎏/㎜)■ブレンボ キャリパー ■ENDLESS ブレーキパッド ■Rdd ローター ■ENKEI ホイール(F:17×7.5 38 R:17×7.5 42) ■フロントスプリッター、オランジュリアスポイラー
今回はサーキット仕様に仕上げてオープンクラスでエントリーしているものの、普段は街乗りにも使いながらサーキットも楽しみたいという要望に応えたカスタマーカー。速さはほしいが、そのために快適性は犠牲にできないという制約の中で速さが追求されている。
その内容は、街乗り仕様という言葉からイメージするようなものには収まらない。セッティングも含め、エンジン、足まわりとくまなく手が入る。、注目したい部分としては、上がりやすい吸気温対策としてインテークに装着されたウォーターインジェクション。吸気温の大幅低下はエンジンセッティングにも好影響をもたらし、現行最新モデルにも匹敵する約300psものパワーを発生している。
サーキットの速さだけでなく乗り心地も求められる足まわりは、ロールして伸びたときにしっかり接地して踏んでいけるよう、伸びた時のみに効くサブスプリングを用いてセッティングされているなど、各部でタイムと快適性の両立を目指したセッティングが施されている。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
ウォーターインジェクションで上がりやすい吸気温度を対策
「エンジンルームがギチギチで吸気温度が上がりやすく90℃くらいになってしまうのが問題でした。その対策としてウォーターインジェクションを装着しています。メタミックス(水とメタノールの50%混合液)を噴いてるんですが、30℃以上下げられました。制御にフルコンが必要ですが、点火が進められるなど効果は高かったですね」
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
本番では新品タイヤが裏目に出たフィーリング
「小さなクルマにしてはパワーも出ていて、そのパワーを無駄なく使えている。コンパクトさを活かしたコーナリングという印象のクルマになっている。前日のテストではグリップ感もよく、曲がり過ぎるくらいだったが、新品タイヤを投入したところ、喰い過ぎて曲がらないような印象になってしまった。タイヤのグリップに水を差されたような感じだ」(坂本祐也選手)
カムやピストンなどエンジン自体にも手が入っているが、ハロップ製のスーパーチャージャーなどによって1.6ℓから約300psを発生している。吸気温度対策も効いている
足まわりはPCR車高調をセット。街乗りを考慮してスプリングはバリアブルレートのものを使用。レートはおおむねフロント13、リア11㎏/㎜くらい。サブスプリングも使用
設定温度で噴射するウォーターインジェクションの制御もあることから、コンピュータはLINKプラグインのフルコンを使用している
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