パンスピード FD3S RX-7「乗りやすさを実感してもらうストリート試乗車が59秒台を記録!」REVSPEED筑波スーパーバトル
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
PAN SPEED
FD3S RX-7
パンスピード
FD3S RX-7
乗りやすさを実感してもらう
ストリート試乗車が59秒台を記録!
タイム 59.979
クラス ストリートEVO-レーシングラジアル-FR1
ドライバー 谷川達也
タイヤ DIREZZA β10(F&R:255/40R18)
■車両重量 1275kg ■最高出力 340ps ■ブースト 0.9g/㎠ ■ブリッツ エアクリーナー&インタークーラー ■サード キャタライザー ■パンスピード オリジナルマフラー ■LINK ECU ■パンスピード オリジナル車高調 ■パンスピード オリジナルウレタンブッシュ ■パンスピード オリジナルブレーキパッド ■VOLK RACING ZE40(F&R:18×10.0J 39) ■パンスピード オリジナルワイドフェンダー/フロントバンパー/カナード/エアロボンネット/GTウイング ■ロールケージ
「ハードなチューニングを行わなくても楽しく走れる」ということを実感してもらうため、パンスピードではFD3SとSE3Pの試乗車を用意している。今回の筑波スーパーバトルに参戦したのは、その試乗車であるFD3S。ノーマルエンジン、ノーマルタービンでブーストアップを施し、インタークーラーと排気系を変更。あとはオリジナルのサスキットとエアロパーツを装備。かなりライトなメニューのクルマだが、見事に59.979というタイムを記録した。
注目すべきは、そのタイムだけではない。各部にマージンを大きく取りつつ達成していることだ。エンジンはフェールセーフを活かしているため壊れにくい。また、サスペンションも市販品そのままのツルシ状態だが、多少無理なステアリング操作をしても、姿勢が破綻しにくいことを考慮されて開発されたもの。ピーキーな傾向にあるFD3Sを、全体に懐の深さを持つように変えたドライバーに優しいクルマだ。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
乗りやすいクルマは速いんです
「ツボに入ると速いけど、それを外すとおもしろくない、というのではなく、誰が乗っても楽しさを感じられ、そのうえで上手く乗れればタイムも出る、というのがこのクルマです。普段は試乗車ですので、パンスピードに来ていただければ、乗りやすさを体感していただけます。チューニングしたFD3Sは壊れやすい、という考えを覆すクルマだと思っています」(パンスピード 佐藤哲浩さん)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
限界の走りを実現しやすいクルマです
「今回の59秒台というタイムは、サスペンションで出たものです。パワーは、正直にいえばもっとほしいところ。しかしアンダーパワーとはいえ、素直に力が立ち上がるので、コーナーの進入から向きを変えるところまでをきちんと、無駄なくおこなえば、あとは踏んでいくだけ。ブレーキのコントロール性がよいので、無理をしなくても速く走れます」(谷川達也選手)
ノーマルエンジン、ノーマルタービンで、ラジエーターもノーマルのままインタークーラーのみ大型化。これで走行会などでの走りも、問題なし
パンスピードのオリジナル車高調は、普通に販売しているものをそのままセットしただけ。超ハイグリップタイヤに合わせるなど、特別なセッティング変更は行っていない。装着したエアロパーツのダウンフォースに合わせて操縦性を変えるために車高を調整している
ロッドのサイズが同じなので、減衰調整部にはクスコのe-Conを装備できる。これを使うと、車内からリモコンで減衰調整が可能となる
ブレーキローターやキャリパーは純正のまま、パッドのみオリジナル品に交換。ブーストアップくらいのパワーであれば、この組み合わせで問題なし
ディレッツァβ10のサイズは前後とも255/40R18としている
フロントフェンダーはワイドなものに交換。リアはノーマルフェンダーにオーバーフェンダーを取り付けている。ノーマルタイヤ幅ではグリップ力が足りないための工夫
リアはGTウイングを装備することでダウンフォースを確保。カナードとの前後空力バランスと、車高セッティングでニュートラルステアを実現
ブーストアップと同時に吸排気系チューンを行うことで、エンジンへの負担を小さくするのも大事なポイント。マフラーはパンスピードのオリジナル品だ
インテリアはサブメーターを除くと、ほぼノーマルと行ってよいくらいにシンプル。すっきりしているのに速い、という大人のチューニングカー的なイメージ
■パンスピード 埼玉県蓮田市関山2-7-8 TEL048-764-2040 http://www.panspeed.jp/