オリジナルレーシングがヴァリノタイヤVR08GPのライフをチェック

2021/07/25 23:59

走行会5回目にして、まだまだイケる!

オリジナルレーシングがヴァリノタイヤVR08GPのライフをチェック

 

Photos/加藤智充,竹内英士  Text/勝森勇夫

 

 

オリジナルレーシングがデモカーのZ33 フェアレディZでヴァリノタイヤVR08GPを装着テスト。グリップとライフはどうなのか?

 

 

 

タイヤはレーシングラジアルではなく、財布にやさしいストリートハイグリップラジアルで。そして車種を問わず、ローテーションの効く4本通しでのセッティングをカスタマーに推奨しているオリジナルレーシング。ドリフトシーンで人気のヴァリノが、サーキット向けにリリースしたハイグリップかつリーズナブルな「VR08GP」は、同店の江見知也代表も注目するニューカマーだ。プロトタイプとなる「VR00β」を早々に取り寄せ、昨年の暮れからロングランテストを実施してきた。

 

 

プロトタイプとなる「VR00β」

 

「以前、履いていたタイヤ(ストリートハイグリップラジアル)よりもグリップ力は数段上。アジアンタイヤに見られがちな、コーナリング時のヨレ感がなく、コントロール性も良好です。このグルーブ(溝)だから雨は無理だけど、ドライ性能は申し分ないレベルですよ」。

 

デモカー(Z33)に装着したプロトタイプのVR00βをそう評価する江見代表。いまいちばんの関心ごとはライフで、装着から約半年、サーキット走行5回目となるこの日は、性能の保ちの良し悪しを計る節目としていた。さて、走行を終えての評価は……。

 

「今日も、性能に変化は見られず、グリップ感もこれまでどおり。トータルの走行時間だって、軽く1時間を突破しているはずなのに、まだまだイケる感触です。これならお客さんに自信を持って薦められます」と江見代表。

 

カスタマー目線でのクルマづくりを何よりも大切にするオリジナルレーシング。「性能」や「価格」に加え「ライフ」という点でもヴァリノタイヤに太鼓判を押す。

 

 

 

オリジナルレーシングのデモカー(Z33)が履くのはプロトタイプの「VR00β」。サイズは265/35R18の4本通しだ。このタイヤでの鈴鹿はこの日が初。ホームの岡山国際では、1分43秒5をマークしている

 

 

GTウイングはエスプリを装備

 

サスはスピリットベースのオリジナルセッティング。ハイパコをセットするスプリングはF:18㎏/㎜、R:25㎏/㎜。

 

 

グリップ力の大幅アップに伴い、リアのバネレートは以前のタイヤよりも3㎏/㎜アップ。アライメントはキャンバーがF:4度、R:3度。トーはF:0度、R:-2度。エンドレスのシステム(F:6POT、R:4POT)で強化したブレーキとの相性も良好だ。ダンパーの減衰力は、ホームの岡山国際では前後5段戻しの設定。鈴鹿では前後2段ほど高めてコースインした。

 

 

 

■オリジナルレーシング 兵庫県姫路市別所町別所1876 TEL 079-253-2678 

 






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