FL5/FK8シビックタイプRにOS技研のL.S.D. CLEiBがその恩恵を語る! クラッチにも言及
FL5/FK8シビックタイプRにOS技研のL.S.D.
CLEiBがその恩恵を語る! クラッチにも言及

福岡県北九州市のクレイブは全国各地のサーキットでタイムアタックに挑み、そこからのフィードバックで、多くのカスタマーに支持されている。OS技研のL.S.D.はZN6 86/ZC6 BRZから使い始めて、S2000、FK8/FL5シビックタイプRにも用いている。現在はカスタマー車両も大半がOS技研製を備えている。
OS技研のL.S.D.はスーパーロックとデュアルコアの2タイプがラインアップされているが、クレイブではケース・バイ・ケースで使い分けている。デモカーにはデュアルコアを選択。縁石に乗った瞬間、ぐっと前に出る。イニシャルを上げなくても前に進んでくれるのが、その理由だ。

スーパーロックもデュアルコアもロックタイミングが緩やかで、アクセル開度に合わせて効くのが特徴。FL5やFK8のシビックタイプRでは、トルクステアからのアンダーステアが抑えられ(アクセルの踏み加減で調整でき)、コントロール性に優れる。
ふたつを比べると、デュアルコアのほうがやや唐突に効く。岡山国際など、舗装がキレイな国際コースでは変わらないが、路面が悪いコースではそうなりがち。クレイブではスピリット製オリジナル車高調キットで、4輪(駆動輪)をしっかり接地させるセッティングを施し、それを解消している。L.S.D.のセッティングはサスと一緒に行うのがポイント。
スーパーロックもデュアルコアも扱いやすい反面、レスポンスは意図的に抑えられている。クレイブでは効かない方向に働いているプレッシャーリングスプリングを弱くして、開きやすくしたり、カム角の選択でレスポンスを上げている。
そのほかの魅力も伺った。いずれも耐久性が高く、ケースが割れることは皆無だ。さらに『特注』に対する対応のよさも特筆できるとのこと。
CLEiB FL5シビックタイプRデモカー

L.S.D. デュアルコアLSD 1.1way ON 50°/OFF 3°
プレッシャーリングスプリングの合計レート224㎏/mm
イニシャルトルク6㎏ クラッチSTR2C
ADVAN A052 or A050 G/S 295/30R18
CLEiB FK8シビックタイプRタイムアタック車両

L.S.D. デュアルコアLSD 1.1way ON 50°/OFF 3°
プレッシャーリングスプリングの合計レート224㎏/mm
イニシャルトルク6㎏ クラッチTR2C
ADVAN A050 G/S F 295/30R18 R 265/35R18
スーパーロックLSD
大容量化と100%ロックによる強力なトラクション

最大の特徴は独自のプレッシャーリングの形状と、デフケース内に限界まで詰め込まれた『大容量ディスク』にある。
ディスクの枚数が多いことにより、ディスク1枚ごとの負荷を減らしつつ、作動時には100%に近い強力なロック性能を発揮。プレッシャーリングにはスプリングが内蔵され、つねにプレッシャーリングを閉じる方向に過重を掛けている(開くことでデフはロックする)。
そのため、アクセルOFFや低負荷時は純正オープンデフと同等になり、スムーズに曲がる。
アクセルONや高負荷時など、左右輪の駆動トルク差が規定値を超えると、プレッシャーリングが開き、デフロックに至り、トルクが両輪に均等に伝達される。それにより、チャタリング音(バキバキ音)を極限まで抑えつつ、『必要なときにだけ強力に効く』特性を得ている。
アクセルコントロールがしやすく、サーキット走行やドリフト、ハイパワー車でのスポーツ走行でアドバンテージを誇る。耐久性が高く、オーバーホールの頻度を抑えられる点も大きなメリットだ。
デュアルコアLSD
トルク感応型と回転数感応型のハイブリッド

スーパーロックLSDのサイドギアは平行になっているが、デュアルコアLSDはスパイラル形状で、急激な回転に感応。車輪が浮いていないときはスーパーロックLSDとして作動し、車輪が浮いて急激な空転をした際に、スパイラル形状のサイドギアがフリクションプレートを押し、ロック状態に持ち込む。
従来のトルク感応型(アクセルを踏み込んだ際のトルク伝達によってカムが開き、プレートを圧着させる。アクセル開度に応じた効き)に加え、スパイラル形状のサイドギアが、左右の回転差が生じた際に発生するスラスト荷重(軸方向への押し出す力)も利用。それにより、コーナー進入時の回頭性と、脱出時のトラクションという相反する要素を高次元で両立させている。
アクセルONでも最初は適度な逃げをつくり、アンダーステアを抑制。旋回途中から荷重がしっかり乗った際に、ロックへとスムーズに移行する。駆動輪への荷重変化が激しいFF車や、より自然なハンドリングを求めるFR車、さらにウエットや低μ路でのコントロール性で威力を発揮する。
ダイレクト感が欲しくて
タイムも狙いたいならOS技研のクラッチ

クラッチはFL5デモカーがSTR2CでFK8タイムアタック車両はTR2Cを装着。前者はストリートからサーキットまで対応し、純正クラッチより軽い踏力なのが特徴。後者はタイムアタックや各種競技で用いられている。いずれもメタルのツインプレートだが、半クラッチの領域があって、しっかりつながり、軽くて乗りやすい。クレイブでは、ダイレクト感が欲しくてタイムも狙いたいカスタマーにOS技研のクラッチを薦めている。
■OS技研 TEL 086-277-6609 https://osgiken.co.jp/
■クレイブ TEL 093-471-1311 https://cleib9012.com

