伊東黎明のマイカーはGR86 「エンドレスのデモカーを購入。そして、好みのスタイルを追求しました!」
2026/04/23 15:27
- CATEGORY : プロドライバーのマイカー
- TAG : エンドレス ENDLESS 伊東黎明
伊東黎明のマイカーを拝見!
「エンドレスのデモカーを購入。そして、好みのスタイルを追求しました!」
レーシングドライバーのマイカーを紹介するこのコーナー。今回はエンドレスよりスーパー耐久に参戦している伊東黎明のGR86だ。初めて購入した愛車は元デモカー。そこに好みのルックスのエッセンスを加えている。GR86ならではのドラテクやセッティングの秘訣についても聞いた。

伊東黎明 2000年生まれ。兵庫県出身。S-FJ、FIA-F4を経てGR86/BRZレースのプロクラス、ポルシェ カレラカップ、スーパーフォーミュラ・ライツ、スーパーGT300など多方面で活躍。エンドレスよりスーパー耐久のST-2クラスにGRヤリスで参戦中だ。

■ECU:MAX ORIDO ECUTEK書き換え ■マフラー:FUJITSUBO A-R ■車高調キット:ENDLESS FUNCTION-IMA バージョンSC ■キャリパー:ENDLESS フロント M4 4POT・リアS2 2POT(ローター:フロントφ326㎜ ・リアφ296㎜ ) ■ブレーキパッド:ENDLESS SR01 ■ホイール:ENKEI Racing Revolution RS05RR ■タイヤ: ADVAN NEOVA AD09(225/40R18) ■シート:BRIDE STRADIAⅢ ■エアロパーツ: SPEC! フロントバンパー/サイドステップ/リアバンパー/ダックテール ■BRZ純正ミラーカバー
86/GR86レース車両で、素性のよさが気になっていました

「僕は86/BRZのワンメイクレースに、ずっと参戦していました。それだけにクルマの素性や長所、運転する面白さなどもよくわかっています。ZN6/ZC6のころから、ハンドルを切れば思ったとおりに曲がる。さらにZN8/ZD8にレース車両がスイッチすると排気量が2.4ℓにアップして、低回転からパワーが出る、加えて高回転も伸びると、速さも身につけています。
このGR86は、初めて買ったマイカーです。こういうスポーツカーに乗りたいと、レース活動で親密なエンドレスの花里祐弥さんに話したところ、「ウチに1台あるよ」といわれて。そのエンドレスのデモカーを、迷わず購入しました。
購入した2024年の9月当時のおもな仕様は、エンドレスの車高調キットに、ブレーキャリパー、ローター、そしてタイヤ&ホイールなど。これらのパーツ自体が一般カスタマーの入門にも最適なエントリーモデルが装着されていたので、ハンドリングもブレーキングも、扱いやすく、満足な仕上がりになっています。タイヤはADVAN NEOVA AD09の225/40R18。太さは、街乗りがメインの僕の目的には、ちょうど合っています。
そして、ここから外装など、好みに仕上げていきました。エアロはこだわりを持って選んでいます。街中で、まだ目にしない形を探し続けました。
そしてネット動画で出会ったのが『SPEC!』のシンプルスタイル。毎年、僕は仕事で大阪オートメッセに行っていますが、出展されている姿を実際に見て、現地でオーダーしたくらいです。
フロントはロングノーズ風で、リアはダックテール。サイドステップにリアバンパーも合わせて、よりGR86のシルエットが綺麗にまとまって見える。とても気に入っています」

「納車時の走行距離は3万4000㎞でしたが、すでに8万3000㎞をオーバー。全国各地のサーキットには、このマイカーで移動しています。長距離で高速道路を走ることが多いため、シートは休憩もしやすいブリッドのストラディアⅢに換えています。
じつは昨年の8月、走行中に水没を経験して、エンジンが逝ってしまいました。コンロッドは曲がるどころか、粉砕していた状態。運よく走行2000㎞の中古エンジンが手に入ったことで、乗せ換えて復活できました。このマイカーで走る毎日が本当に楽しい。好みにつくったこのGR86は飽きることがないですね!」

ブレーキはエンドレスのインチアップキットの中でもエントリーモデル。パッドにSR01を組み合わせ、街中での効きは十分な余裕がある。

GR86をシンプルに飾るスタイルがお気に入り。塗り分けも凝った。ドアミラーカバーはBRZの純正に交換し、黒からボディ同色にした。


シートはブリッドのストラディアⅢ。リクライニング式でサポート性がよく乗り降りもしやすい。座り心地もよく、長時間の移動にも重宝している。

マフラーはスポーツ性を重視したフジツボのA-R。ECUはMAX ORIDOの書き換えで、スマホを介してマップの切り替えができる。
GR86/BRZ ドラテク&セッティングアドバイス

空気圧はフロントを0.1㎏/㎠ほど高くする
ワンメイクレースでの経験を話しましょう。コーナリングでは僕は初期のブレーキをしっかりかけて、リリースしながらハンドルを切り込み、そのタイヤのグリップ限界を引き出しながら横に荷重を移します。
セッティングとしては、僕はハンドリングの初期のレスポンスがある、早めに返ってくる方が好きなので、タイヤの内圧は前後で差をつけています。具体的な数値は0.1㎏/㎠。フロントが2.0㎏/㎠だったら、リアは1.9㎏/㎠です。これで一発目の切れがよくなって、想ったライントトレースがしやすくなる。もちろん前後同じ空気圧でも走れますが、リアの動きに対して、ややフロントにダルさが出るんですね。このセッティングは、レースで一貫してやってきました。
あとはスプリングの選択です。エンドレス製でいえば同じバネレートでも、特性が異なるタイプがあります。路面状況やコースに合わせて、スプリングの組み合わせを変える。たとえば富士のレーシングコースだと、バネレートの立ち上がりが強いタイプは、セクター3のコースが上りになる区間でリアに荷重を載せにくくなる。うまくタイヤがグリップせずに、姿勢が破綻する原因にもなります。フロントのスプリングはバネレートの立ち上がりが硬め、リアは軟らかめの組み合わせが走りやすく、結果にもつなかています。
■取材協力/エンドレスアドバンス TEL0267-67-0535 https://www.endless-sport.co.jp/

