フォトグラファー益田和久の写真でお届けする SUPER GT 2025 Photo Gallery 10/19 Rd.7 オートポリス

2025/10/29 09:30

フォトグラファー益田和久の写真でお届けする

 

SUPER GT 2025 Photo Gallery

10/19 Rd.7 オートポリス

 

Photos/@Kazuhisa Masuda

 

 

フォトグラファー益田和久(日本レース写真家協会所属)の写真でお届けするSUPER GT 2025 Photo Gallery。第7戦 オートポリスのレポートはこちら。

 


2025 AUTOBACS SUPER GT第7戦オートポリスの決勝レースは10月19日に催された。3時間の長距離戦は両クラスともに、後半に上位チームが変動する激戦となった。

 

GT500クラスでは予選12位から3時間をフルに使う戦略で追い上げたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)が、今季初優勝。


 

スタートではポールポジションの#3 Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)がトップで1コーナーを通過後、独走体制のまま徐々に差をつける。しかし13周目に接触によるFCYが宣言され、14周目からSCランに切り替わった。これにより順位はトップ3号車、2番手23号車、3番手14号車となった。

 

最初のピット作業を終え、レース中盤頃に入ると38号車を先頭に、2番手19号車、3番手37号車という展開に。

 

そうした中で100号車が徐々にトップ集団に追いついてきた。2度目のピットインは最初にトップを走る38号車が、さらに3号車、64号車もそれに続く。その間に100号車の牧野は1号車をかわし、37号車に次ぐ2番手に浮上した。

 

GT300車両のトラブルにより、2度目のFCYが出されたものの、すぐに解除。そのタイミングでトップの37号車と3番手の1号車が相次いでピットイン。これで100号車が事実上のトップに立ち、最後までポジションをキープしながら逃げ切りを果たす。

 

 

16号車と64号車はレース終盤まで激しい2番手争いを展開し、101周目に16号車を捉えた#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)が2位、#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)が3位で、ホンダ勢が表彰台を独占。

 

 

 

 


GT300クラスは今季から参戦の#666 seven × seven PORSCHE GT3R(ハリー・キング/藤波清斗/近藤翼)が初優勝。

 


 

ポールポジションからスタートした#7 CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗/澤圭太)の小林が、続く#0 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)と#2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響/卜部和久)を引き離していく。わずか3周でその差は3.4秒に広がるが、それ以降の集団は混戦となる。

 

 

 

最初のピットインで0号車がトップとなり、それを7号車が追う。さらに後方には#87 METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)がつけた。

 

0号車と7号車の2台は2回目のピットインまで、テール・トゥ・ノーズのバトルを展開するが、56周を終えて、トップの0号車がピットイン、しかし、小暮に交代の際はトラブル車両によるFCY中だった。0号車にはFCY中の速度違反と黄旗区間での追い越し違反があったとしてドライブスルーペナルティが2回課され、3番手に下がってしまう。それにより、7号車がトップに戻った。

 

7号車は最後のピットインも済ませ、そのまま今季2勝目となりそうだったが、この車両にも黄旗区間での追い越し違反があり、ドライブスルーペナルティが課せられてしまう。しかし、ペナルティを消化しても、それまでのマージンがあったため、#666 seven × seven PORSCHE GT3R(ハリー・キング/藤波清斗/近藤翼)の前でコースに復帰。

 

ところが、残りわずか数周で、ガス欠回避のため緊急ピットイン。2番手に後退となった。

 

二転三転のトップ争いは、予選5位からポジションを上げた#666 seven × seven PORSCHE GT3R(ハリー・キング/近藤翼/藤波清斗)が制する。

 

 

2位は波瀾万丈の展開を踏ん張った#7 CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗/澤圭太)で、3位は今季初優勝を目前としながら逃すことになった#0 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)となる。

 

 

 






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