フォトグラファー益田和久の写真でお届けする SUPER GT 2025 Photo Gallery  8/2-3 Rd.4 FUJI SPRINT RACE

2025/08/13 07:39

フォトグラファー益田和久の写真でお届けする

SUPER GT 2025 Photo Gallery

 

8/2-3 Rd.4 FUJI SPRINT RACE

 

Photos/@Kazuhisa Masuda

 

フォトグラファー益田和久(日本レース写真家協会所属)の写真でお届けするSUPER GT 2025 Photo Gallery。第4戦 富士スプリントレースのレポートをお届けしたい。

 

 

2025 AUTOBACS SUPER GT第4戦の舞台は富士スピードウェイ。車両ごとにふたりのドライバーがひとりずつスプリントレースを担当する変則スタイルで、土曜日のRace1はGT500とGT300の混走による35周、日曜日のRace2はGT500とGT300に分かれての50分間となる。

 

GT500のRace1ポールスタートは#19 WedsSport ADVAN GR Supra(阪口晴南)。予選3位の#38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹)は2位スタートの#1 au TOM’S GR Supra(坪井翔)のインから2番手に浮上するが、1号車の坪井はすかさず同じ周に抜き返す。

 

 

その後方ではGT500同士のアクシデントが発生。早くもFCYとなったが、6周目にSC解除となって、再開直後の1号車は19号車パスしてトップに浮上。そのまま後続を引き離しに掛かる。続く38号車も、この周のヘアピンで19号車のインに飛び込み、2番手に上がる。

 

予選11位スタートの#37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京)は前走車を次々に捉えて、7周目には6番手のポジション。

 

 

1号車の坪井はその後も38号車につけ入る隙を与えず、トップを保ったままチェッカーを受けた。2位は#38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹)で、39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(サッシャ・フェネストラズ)は3位でゴールしたものの、追い抜きで無理があったと判定され、5秒加算のタイムペナルティ。5位に降着となった。序盤以降もハイペースで4位ゴールの#37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京)が3位に繰り上がり、表彰台をゲット。

 

 

 


 

GT300のRace1はポールポジションの#2 HYPER WATER INGING GR86 GT(平良響)がスタートを制し、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)がそれに続く。4位スタートの#777 D’station Vantage GT3(チャーリー・ファグ)は好スタートで3位につけた。

 

中盤にはトップの2号車と2位の777号車、3位の#4グッドスマイル初音ミクAMG(片岡龍也)が接近し始め、トップ3が僅差の争いとなった。21周目、777号車が2号車を交わし、トップに浮上。2号車は4号車と#7 CARGUY FERRARI 296 GT3(小林利徠斗)、さらに予選7位からポジションを上げてきた#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥)にも先行を許して5番手まで後退。その後、#52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹)にも抜かれて6位フィニッシュとなった。

 

終盤はトップの777号車の背後に、4号車と65号車が迫り、3台による争いが展開されたが、777号車のファグが最後まで守り抜き、そのままトップチェッカーを受けた。2位は4号車、3位は65号車。

 

 

 

 


 

日曜日に催されたRace2はGT300の50分間スプリントから。スタートでは、ポールポジションの#777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢)が順位をキープ。2位スタートの#4 グッドスマイル初音ミク AMG(谷口信輝)には#2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威)がいきなり並び掛けてきた。

 

パッシングに成功した2号車は2位に浮上。トップ3は777号車、2号車、4号車となる。中盤に向けて上位陣の争いが続いたが、そんな中、徐々に順位を上げてきた#65 LEON PYRAMID AMG(菅波冬悟)が4号車との差を縮めてくる。4号車は防戦を続けていたものの、22周目に先行を許す。777号車と2号車のトップ争いに、やや遅れて65号車が続くという展開になった。

 

 

結局、#777 D’station Vantage GT3の藤井誠暢はポールポジションから、トップの座を譲ることなく、ポール・トゥ・ウインを決める。2位は2号車、3位は65号車で、4位には#5マッハ車検エアバスターMC86マッハ号(木村偉織)が入る。

 


 

GT500のRace2も50分間のスプリント。ポールポジションの#14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺)はスタートからトップを快走。予選2位の#1 au TOM’S GR Supra(山下健太)が2番手につけ、予選3位の#38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明)が3番手という展開に。

 

 

14号車はスタート直後から着実にリードを広げ、しかし、1号車も離されずについていく。2台の差は1.5秒から2秒強を行ったりきたりで、そのまま規定の50分に到達。34周目のファイナルラップ。最終的に14号車は1号車に0.728秒の差をつけてゴール。今季初優勝を飾った。2位は1号車、3位は38号車で、序盤からのトップ3に変動はなかった。

 

 

 

 

 






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