フォトグラファー益田和久の写真でお届けする 〜SUPER GT 2025 Photo Gallery〜  6/28 Rd.3 MALAYSIA FESTIVAL

2025/07/14 08:50

フォトグラファー益田和久の写真でお届けする

 

SUPER GT 2025 Photo Gallery

6/28 Rd.3 MALAYSIA FESTIVAL

 

Photos/@Kazuhisa Masuda

 

 

フォトグラファー益田和久(日本レース写真家協会所属)の写真でお届けするSUPER GT 2025 Photo Gallery。第3戦マレーシア セパン・インターナショナル・サーキットのレポートをお届けしたい。

 

 

2013年以来の開催となった同レースは今回55周、300kmの距離で争われた。ポールポジションの#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)がホールショットを決めて、2番手には予選2位の#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT(野尻智紀/松下信治)、3番手には予選3位の#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)が続く。

 

 

4番グリッドスタートの#37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)は笹原が7周目に64号車を捉えて3番手に浮上。

2番手につけていた8号車は9周目に19号車を捉えてトップに浮上。3番手を走っていた37号車はピットのタイミングを限界まで遅らせ、GT500勢で最後のピットインを狙った。チームはトップのまま、代わったアレジをコース上に送り出す。

 

アウトラップの37号車の後ろには8号車の野尻が迫ってきた。37号車のアレジはまだ温まっていないタイヤをコントロールし、8号車を何とか抑える。そして、タイヤが本来のグリップを発揮するようになると、タイヤが新しい分のアドバンテージを活かして、徐々にリードを広げていく。最後は19秒もの大差をつけて、今季初優勝を飾った。

 

2位は#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT(野尻智紀/松下信治)。そして、3位でチェッカーを受けたのは、予選11位から追い上げた#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)だったが、他車を追い抜く際に危険な行為があったとして、10秒加算のタイムペナルティが課されていた。次々と上位陣を抜きながら、ラスト2周で3位に浮上。最後まで諦めなかった牧野の鬼神の走りにより、何とか6位のリザルトを得た。

 

 

それにより、3位には#12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が繰り上がり、ポールポジションスタートの19号車も6位ゴールながら、かろうじて5位という結果に。

 

 

 


 

GT300クラスは、#52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)野中がポールポジションの#18 UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/野村勇斗)の野村を抜いてトップを立つ。

 

 

しかし、52号車は野中から吉田に代わるピットインのタイヤ交換で時間をロスしてしまい、18号車にトップを奪い返される。18号車の小林は52号車の吉田を振りきってポール・トゥ・ウイン。小林は前回大会の2013年も優勝していて、セパンでは2連勝! 野村は3戦目にして初優勝を得た。

 

 

2位は52号車で、最後は18号車の背後まで迫るが一歩及ばず。3位にはスパ24時間レース参戦中の谷口信輝/片岡龍也に代わって走った中山友貴/奥本隼士の#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが入賞。早めのピットインというチームの作戦により、長いスティントを任された奥本はスーパーGT初出走。にも関わらず、前年度チャンピオン#0 VENTENY Lamborghini GT3の小暮卓史を相手に数周にわたって好バトルを繰り広げ、最後は2コーナーで見事にかわして、表彰台の一角を手に入れた。

 

 

 

 






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