新たな仲間たちに聞く Roadster CUP in CENTRAL CIRCUIT 2024 Rd.5/Rd.6

2025/01/24 14:38

 

Roadster CUP in CENTRAL CIRCUIT 2024 Rd.5/Rd.6

 

新たな仲間たちに聞く

 

2024年12月8日に催されたシリーズ3年目の最終決戦、ラウンド5、ラウンド6を取材。映像は3月号(1月24日発売)付録DVDに収録。ここでは2024年のシーズンに新規参入のエントラントをピックアップ。インタビューを行った。

 

Photos/稲田浩章 Text/勝森勇夫

 


NO.85 川村真二×NCロードスター

 

馴染みのショップ『ジュピターネットカーガレージ』の西村穣地代表に誘われ、2024年よりエントリー。以前は鈴鹿ツインサーキットを本拠に、タイムアタックを楽しんでいた。仕様は『一見ノーマル』がコンセプトのライトチューン。足まわりが中心で、「内容も見た目的にも、派手に仕上げるのはもう少し腕を上げてからです」と抑制的だ。セントラルサーキットのターゲットタイムは1分32秒台入り。そのための課題は進入スピードのアップと自己分析。この日の目標は10位以内。「1ポイントでもゲットして、来季に向けて弾みをつけたい」と語る。

 

 


NO.54 今村淳一×NCロードスター

 

2023年の第4戦より参加。サーキットでのスポーツ走行歴は長いが、周回バトルに出るのは、このイベントが始めて。「レースといっても、ガチじゃないところが自分好み。みんな和気あいあいで、とてもいい雰囲気」と、勝ち負けに終始せず、イベントを満喫している様子。愛車のNDロードスターは、ほぼサーキット専用。チューニングも大好きで、レギュレーションの規定内でできることは、ほとんど施している。とくに効果があったのは、ハイカム+RX-8のギアを用いてのクロスミッション化。3速と4速のつながりが絶妙で、それだけでも戦闘力が一挙に高まったという。

 

 


NO.46 大磯雄一郎×NDロードスター

 

以前はBMW Z3でユーロカップに参戦していた。レースが続けたくて、クルマを乗り換え、ロードスターカップにチャレンジ。この日が初のエントリー。チューニングの現状は足まわりとブレーキのみ。「まずは走り込んで、クルマに慣れることが先決です」と話す。Z3に比べて非力なのが否めないNDロードスターに合わせ、イチからスキルを磨き直す構えだ。これまでこのクルマで出したセントラルのベストは1分37秒台で、35秒台を見据える。軽さを活かした山区間の走りが、タイムアップのカギと分析。「早く課題を克服し、表彰台を目指せるようになりたい」と語る。

 

 


NO.91 村上雄飛×NDロードスター

 

勤務先(M8オートトレーディング)のデモカーでエントリー。自身で所有するマイカーはZC33Sスイフトスポーツだが、「サーキットを走るなら、FRのロードスターが断然楽しい」と話す。チューニングは足まわりとブレーキパッド、機械式L.S.D.のみ。タイヤサイズはコストパフォーマンス重視で195/55R15をセットしている。なお車高調キットはボルドのアブソリュートDS NEXTベースで開発中のオリジナル。参戦はそのテストを兼ねている。「誰にでも扱いやすいサスキットをコンセプトに、ベストな仕様を模索中」とのこと。

 

 


NO.93 小動物×NCロードスター

 

以前の愛車はEKシビック。ホームコースの美浜サーキットでの車種別ベストタイムホルダーの実績を持つ。仲間の手伝いに行く予定だったが、「最終戦だし、どうせなら走るか?」と軽い気持ちでエントリー。コースレイアウトはシミュレーターで事前に頭に入れてきたが、足まわりのセッティングは現場合わせ。それが大ハズシだったらしく、「まったく思うように走れませんでした」と苦笑い。初参戦とはいえ順位には不満ありの様子。「このまま終わるわけにはいきません」と、リベンジを誓っていた。

 

 


NO.94 ザキんちょ×NCロードスター

 

同じ関東勢の仲間から、誘いを受けて遠征。ロードスターカップは初参戦だが、スーパー耐久のST4クラスでもドライバーを務めるエキスパートだ。セントラルサーキットを走るのはこの日が初。それでも予選からトップに迫る速さを見せていた。NCロードスターは学生の頃から長年にわたって所有するマイカー。腕を磨き、レースに出るきっかけにもなったクルマだ。「タフで壊れにくく、パーツ代も安く、ランニングコストが抑えられる。サーキットデビューにはピッタリ」と話す。推奨チューンは軽量化。「コスト0で、効果はクルマの動きに必ず表れます」という。

 

 


NO.24 はなちゃん×NAロードスター

 

初戦から参加するフリークだが、近頃NB8からNA6に乗り換えた。理由は「クルマづくりも、イチから自身でやってみたくなったから」とのこと。コンセプトは『いいわけできない仕様』で、サーキット専用車としてメイク。速さのために、やれることは全投入。腕の未熟さをクルマのせいにできないようにしている。エンジン本体はノーマルだが、大風量タービンで過給し、パワーは200ps超え。この日はそのシェイクダウンを兼ねての参戦だった。「怖いぐらいのパワーで、縦はめちゃくちゃ速いです。あとは足まわりのセットと乗りこなすことが課題」という。

 

 


NO.72 stageはなちゃん×NCロードスター

 

ホームコースは日本海間瀬サーキット。冬季は積雪のため走れなくなることもあり、2023年のシーズンから、最終戦限定でロードスターカップを楽しむようになった。チューニングはライト指向で、足まわりとブレーキとマフラー交換のみだ。「そもそも、走りが楽しいクルマなので、あまり手を加えない主義です」と話す。間瀬サーキットでは、タイヤ縛り(14インチの185)で仲間とタイムを競い合う。タイム短縮のために、いま、最も意識しているのが、プロドライバーの同乗走行で学んだタイヤの使い方だ。「ブレーキでタイヤをしっかり潰して曲げる。あの走り方を早くマスターしたいです」

 

 


NO.75 ウエマティ×NCロードスター

 

群馬県からの遠征。関東エリアでのロードスターによるこの種のワンメイクレースがなくなったこともあり、ネットで調べてエントリー。「初参加ですが、大いに楽しめています。8時間掛けてやってきた甲斐ありです」と満喫。同じロードスター乗りとの交流も含めて、大満足の様子。NCロードスターは購入して丸5年が経過。最近エンジンのオーバーホールを行い、「吹け上がりがグンと軽くなった感じ」と語る。今後の課題は足まわりのセッティングと自身のスキルアップ。この日は「コースに慣れることを最優先」で走った。

 

 


NO.9 パンダ×NDロードスター

 

以前はドレスアップ指向で、走りにはあまり興味がなかったが、知人に誘われて走行会に参加したことをきっかけに、サーキットの虜に。以来、モータースポーツ女子に転身。それまで乗っていた、こってりカスタムのNDを手放し、挙動がつかみやすいパーティレース仕様のNR-Aに乗り換えたことからも本気度が伺える。『憧れのステージ』と話す、ロードスタートカップへの参戦は、この日が2回目。「いまはまだレースに慣れることに集中していて、目標タイム(1分40秒切り)達成のための課題は、コーナーのボトムスピードのアップ」とのこと。2025年での達成を目指している。

 

 

 

 

■ロードスターカップ事務局 https://www.facebook.com/EnjoyRoadsterCup/

 

 

 

 






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