CLOSE-UP WHEEL 激戦レースで性能を実証 縁石に乗っても暴れにくい「WORK EMOTION ZR7」
2024/11/26 11:46
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CLOSE-UP WHEEL
激戦レースで性能を実証
縁石に乗っても暴れにくい
WORK EMOTION ZR7
WORK EMOTION ZR7 17×7.5J inset 44 5H-100 (GR86/BRZ Cup指定部品)
DIREZZA ZⅢ CUP 215/45R17
勝利に貢献する
軽さと頼もしさ
車両の性能差が少ないワンメイクレースで、接戦を強いられるがゆえに腕自慢のドライバーでさえも安定して勝つことが難しいとされる、GR86/BRZカップのクラブマンシリーズ。そんな激戦区で2戦連続優勝を飾ってポイントリーダーに躍り出た岸本尚将選手が絶大なる信頼を寄せているのは、2×7のスリムスポークで軽量・高剛性を誇るワークエモーションのZR7だ。
DIREZZA Z Ⅲ CUP のワンメイクとなるクラブマンシリーズ。岸本尚将選手は「よくストロークさせるセッティングを丁寧に転がすことが有効」と、タイヤの特性を掌握してからは、ZR7 のトラクション性能と温存したタイヤで終盤の速さを得ることができている
「開幕戦は軽さを突き詰めたM・C・Oレーシング、2戦目以降は新しく同シリーズの指定部品に認証されたZR7を履いているのですが、軽さを追求しながらも剛性が引き上げられているのが頼もしい。縁石に乗ってしまっても車両が暴れずに安定していますし、サイド・バイ・サイドでホイールが接触してしまったときもエア漏れなどトラブルを起こすことなく、チェッカーまで辿り着けました。
また、重ねて高剛性の話ですが、縦方向のトラクションに優れるのもポイント。タイヤへの負担を軽減するセッティングやドライビングを確立してからは、レース終盤のインフィールドでトラクションの高さを武器にアドバンテージを稼ぎ出せています」という。
もちろん、こうした性能は、指定部品となる17×7.5Jインセット45だけのものではなく、17~19インチがラインアップされるZR7全サイズに通じるものだ。
2×7で高める応力分散性能、コーナリング時の高負荷で生じるリムのたわみを最小限に抑えるリム形状、軽さと強度をともに高めていくフローフォーミング製法に、ナットホール外周部までおよぶ駄肉の削ぎ落としなど、モータースポーツを前提としたつくり込みがなされている。そんなコンペティション性能を備えながら、サイズが上がっていくほどに深みが際立つテーパーデザインなど、機能美を併せ持つのも加筆したい特徴だ。
駄肉を徹底して削ぎ落としたセンターパート、強度と軽さを突き詰めながら天面とラインを変えてサイドリブで魅せる立体感、たわみを抑制する高剛性なリム形状とZR7 には研ぎ済まされた機能美が盛り込まれている
Photos/伊藤吉行 Text/村田純也
■ワーク TEL06-6746-1133 https://www.work-wheels.co.jp/