フォトグラファー益田和久の写真でお届けするSUPER GT 2024 Photo Gallery 9/22 第6戦 スポーツランドSUGO

2024/10/01 09:53

フォトグラファー益田和久の写真でお届けする

SUPER GT 2024 Photo Gallery 

9/22 第6戦 スポーツランドSUGO

 

 

Photos/@Kazuhisa Masuda

 

 

フォトグラファー益田和久(日本レース写真家協会所属)の写真でお届けするSUPER GT 2024 Photo Gallery。6回目となる今回は9月22日にスポーツランドSUGOで催されたSUPER GT 第6戦より。

 

 

2024 AUTOBACS SUPER GT第6戦 SUGO GT 300km RACEの決勝は9月22日(日)にスポーツランドSUGOで催された。レースウィークは雨に見舞われ、前日の予選はキャンセル。その前に行われたフリー走行でグリッドが決まる異例の事態に。スタート時間も遅れ、天候回復を待って、ようやく始まったレースは、路面状況が変化する難しい状況において、GT500クラスは#37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が14番手スタートからの今季2勝目を挙げた。

 

 

全車ウエットタイヤを装着してのスタートはセーフティカーランを3周行い、4周目からの戦いとなった。トップを行く#38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)は後続を引き離しに掛かる。その後方では4番手スタートの#36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が、2番手#14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)と3番手#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の2台をパス。

 

トップの38号車の石浦は5周目を終えた時点で4秒あまりのリードを築き上げていたが、36号車の坪井はその差を徐々に詰めていき、16周目に38号車のインをついてトップに出る。

さらに後方の14番手からスタートした、#37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)の笹原は、選択したタイヤと路面の状況が当たり始め、24周目には4番手まで上昇、着実に順位を上げるパフォーマンスを見せた。

 

その後26周目に入ったところでGT300同士の接触によるアクシデントで、再びフルコースイエロー、32周目に再開となったところで、37号車はNo.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)を捉えて3番手に浮上。37周目には14号車と36号車を次々に捉えてついにトップにまで躍り出た。

 

その後37号車は42周目のGT300車両がコースアウトしたのをきっかけにピットイン、ドライバーチェンジを終えて実質トップのままジュリアーノ・アレジがコースイン。その直後にコース上ではフルコースイエローが宣言され、44周目にはこの日3度目のセーフティカーランとなる。

 

レースは50周目に再スタートし、路面も次第に乾いてきた。スリックタイヤに履き換えた各車はそろってペースを上げていくが、先を行くアレジは後続を寄せつけず、トップのまま84周を走りきり、チェッカーとなった。これで#37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)は、第3戦の鈴鹿以来の今季2勝目となる。

 

2位は#38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)で、一時は10番手まで後退したものの、後半を担当した大湯都史樹の激しい追い上げで順位を挽回。58周目に2番手まで復帰した。

 

 

3位は#12 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)で、Nissan Z NISMO GT500勢の中で最上位。

 

 

 


 

 

GT300クラスは前戦富士に続き、#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が連勝を決めた。

 

先頭スタートの#20 シェイドレーシング GR86 GT(平中克幸/清水英志郎)がいったんリードするも、追う#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、#777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)の3台がトップ集団を形成する。

 

 

続く4、5番手スタートの#7 Studie BMW M4(荒聖治/ニクラス・クルッテン)と#45 PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥー)はトップ3台を追走する勢いを見せる。その後、形成は変わり始め、トップを行く20号車はペースが落ち始める。その隙を45号車と7号車に突かれるが、それでも3番手に留まっていた。しかし、右後輪が脱落。そのままピットに戻るも、リタイヤとなった。さらに、#25 HOPPY Schatz GR Supra GT(松井孝允)と#96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)、#11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)が絡むアクシデントが発生。25号車がコース脇に止まったため、セーフティカーが導入となった。

 

中盤に差し掛かると、路面が乾いてきたが、タイヤ交換を終えた11号車がコースアウトしてクラッシュ。コース脇で動けなくなった状況になると、上位陣も一斉にピットに向かい、直後に2度目のセーフティカーランとなった。

 

リスタート後も45号車はトップのままピット作業を終え、コースに復帰したものの、早めのピットイン作業を済ませていた#65 LEON PYRAMID AMG(篠原拓朗)が接近していた。45号車と65号車のトップ争いは、ストレートが速い45号車ワドゥーがコーナーでも絶妙なライン取りをみせ、攻める篠原を巧みに抑えていた。しかし、68周目、最終コーナー立ち上がりでタイミングを合わせた65号車の篠原がストレートで並び1コーナー進入でインをキープして前に出て、ついにトップを奪取した。

 

その後、65号車は45号車とのギャップを広げてゴール。#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が2連勝を飾る。

 

2位は#45 PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥー)で、チームにとって初表彰台を獲得。1995年のJGTC以来となる女性ドライバーの最高位2位を記録した。そして、7号車とのバトルを制したNo.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)は3位でフィニッシュ。

 

 

 

 

 






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