第1弾はGR86用!HKS GATEオリジナルの車高調サスキット『HIPERMAX GATE SPEC』開発の狙いを探る

2023/09/27 13:02

 

HKS×スーパーオートバックス浜松×A PITオートバックス東雲の合同プロジェクト
カスタマイズの可能性を広げる車高調サスキットを木下みつひろと開発中!

 

 

HIPERMAX GATE SPECは日常域の感動を徹底追求!

 

 

HKS GATEを構えるスーパーオートバックス浜松とA PITオートバックス東雲は
『 速さ 』だけでなく、『 安全・快適性向上 』など新しい価値観を追求する

 

いまはHKS GATEオリジナルの車高調サスキット『HIPERMAX GATE SPEC』を

HKS、木下みつひろとのタッグで開発中だ!

 

ストリートでの気持ちよさ、乗り心地 、疲れにくさにとことんこだわり
安心や安全の向上につなげる。そのうえで、サーキットも「 走ってみようかな 」と
思わせる仕上がりを目指す。ここではその開発現場をレポート!!

 

 

第一弾はGR86用

開発車両はスーパーオートバックス浜松の GR86。タイヤは 235/40R18 の POTENZA RE-71RS(USED)を使用。車高は HIPERMAX S の基準値。ホイールアライメントは GATE SPEC 独自の推奨値を定めるかもしれない

 


発売は2024年1月の東京オートサロンを予定

 

『ハイパーマックス ゲート スペック』はHKSの『ハイパーマックスS』をベースに、乗り心地や疲れにくさ、ストリートでの気持ちよさを徹底追求。その延長上で、サーキットも過不足なく楽しめるという、入門者にも、酸いも甘いも知り尽くした上級者にも「なるほど」な車高調サスキットだ。

 

木下みつひろを開発ドライバーに、HKS、スーパーオートバックス浜松、A PITオートバックス東雲が都度集まって、開発を進め、来年1月の東京オートサロン2024での発売を予定している。

 

第一弾はGR 用で、スーパー オートバックス浜松のデモカーがテスト車両。当然、日常域を最重視しているが、目指すところはこれくらい崇高だ。

 

「サーキットに興味はないけど、 気持ちよく走れそうだから、行ってみようかな‥‥‥。そう思えるくらいのポテンシャルを備えることができますが、ダンパーの減衰力ダイヤルを最強に締め込んだ状態でも帰れるくらい快適に仕上げます。緩めたら、ポテンザRE–RS(開発はユーズドのこの銘柄で行っている)がしなやかなタイヤに思えるくらいを目指しています」と、木下みつひろ。

 

快適性を突き詰めるため、タイヤの条件を悪くして、燃料も少なめでテスト。減衰力特性は「ノーマルのジオメトリーの設計思想に基づく」ことを理念としている。

 

開発ドライバーはレブスピードでもお馴染みの木下みつひろ。左はスー パーオートバックス浜松の鈴木英二さん、中央は A PIT オートバックス東雲の小野祐介さん。カスタマーの思いを共有して臨んでいる

 

HIPERMAX S 同様、30 段階の減衰力調整 機構が備わる。『最強』から『最弱』までフルに使えて、状況に細かく合わせられるよう にする。バネレートも現状では変更なし

 


『クルマが跳ねない』を実現できるメカニズム

 

HKSは開発部サスペンション開発課が全力対応。リクエストに応じてダンパーの組み立て作業を繰り返すのは同課の矢部健司さん

 

「減衰力調整ダイヤルの最強から最弱まで使うという前提で、木下さんとシムを選定。ニードルを締めると硬さが出てくるのですが、それはシムの硬さでもあり、木下さんはそれが嫌い。縮み側の減衰力をあらかじめ低めに設定し、締めたときに硬くならないようにしました。そこにガス圧を巧く使います」と話すのは、HKSサスペンション開発課の矢部健司さん。

 

「縮んでいくときに硬くなると、反発でクルマは跳ねる。硬くはなっても跳ねないように、シャフトが入っていくときに、オイルの反発が出るようにしました。バンプラバーに当たると悪路では衝撃が強いので、バンプタッチしにくいようにしています」と木下が補足。

 

減衰力ダイヤルを緩めたときに、ニードルからのバイパスだけが働くのではなく、ピストンシムが開いて働いて、協調して仕事をすることで、抜け過ぎを防いでいる。

 

ちなみに。減衰力ダイヤルをフルハードにしても、こちらはソフトな状態と同じ動き出しをするので、 その状態でも「緩めた」と錯覚するくらいだという。

 

 


意のままに動くことで、集中できて疲れにくい

 

HKSを拠点に2日間、粗い路面、ワインディング、高速道路と段階を踏みながら行った今回のテスト。その間、幾度となくタンパーの仕様は変更され、理想に近づいていった。2日目の午後、助手席同乗と運転の機会が得られる。

 

まずは乗り心地。突き上げはコツコツと感じるが、収束が早いので、不快には感じない。タイヤの条件がよくなれば、さらに良質になるだろう。操舵に対してはためらいなく曲がる印象で、減衰力ダイヤルを締め込んでも、緩めても変わらない。締め込むと、ロールが少ない状態で、その爽快感が得られるようになっている。

 

ノーマルのジオメトリーを尊重した恩恵は、ブレーキを踏んだ分だけ沈み、抜いた分だけ浮き上がり、ステアリングを切った分だけ曲がり、戻した分だけ直進方向に戻り、アクセルONでのリアの沈み込みが少なく、フロントの浮き上がりが少ないという扱いやすさに如実に表れている。

 

タイヤ幅は235だったが、端まで使えている印象で、もっとワイドに感じることができた。インフォメーションの高さも抜群だ。 もっとも、これで完成ではない。 次号では、サーキットテストの模様をお届けしたい。

 

こちらは A PIT オートバックス 東雲のVAB WRX STIデモカー。 筑波スーパーバトルでもお馴染み。 HIPERMAX GATE SPEC 第二弾は HKS GATE を訪れるカスタマーも多い、この車種で決定 !?

 

 

 

■ HKS GATE HAMAMATSU(スーパーオートバックス浜松)  静岡県浜松市中区小豆餅 4-16-1  TEL 053-476-2180  https://minkara.carview.co.jp/userid/592092/blog/

 

■ HKS GATE TOKYO BAY(A PIT オートバックス東雲) 東京都江東区東雲 2-7-20

TEL 03-3528-0357  http://www.apit-autobacs.com/

 


オートバックスグループでは、多くのカスタマイズイベントを開催中!

 

各種チューニングメーカーイベントも魅力いっぱい!

 

詳しい内容は下記Webで→ https://www.superautobacs.com/sports_tuning/

 

 






  • Amazon特別プロモーション