ings ZN8 GR86「着々とセッティングが進む注目の空力車両」

2023/07/27 11:58

イングス  ZN8 GR86

 

 

着々とセッティングが進む

注目の空力車両

 

Photos/稲田浩章,清水良太郎 Text/村田純也

 

ings  ZN8 GR86

 

 

スーパー耐久レースをはじめ高い実績を誇るイングスのエアロパーツ。サーキット直系の空力効果を備えた形状は、ストリートチューニングカーにも受け継がれている。

 

このデモカーのGR86はライトチューニングで、これまでECUやL.S.D.は純正のまま。自社のエアロパーツによる効果で、タイムアタックで好結果を得るべくセッティングが進められている。

 

このセッティングの過程ではプロのレーシングドライバーと一挙に仕上げてしまうのではなく、イングスのスタッフである南さんも試乗しつつ、クラブマンの意見も踏まえてステップアップしている。仕様変更による変化をじっくり検証しながらのアップデートを重ねているわけだ。

 

今回の岡山国際サーキットでのテストでは、スピードリミッターが効いてしまうため急務だったECUチューニングと、クラッチ変更を施してきた。さらに、車高を落としていくとスムーズに効かないリアスタビを、レボリューションのリアショートスタビリンクとリアスタビポジションアジャスターで最適化している。

 

 

「これまでの仕様は唐突なオーバーステアに悩まされましたが、リアがしっかり粘るようになりました。これまでFFでサーキットを走り込んでいたためFRのドライビングでは悩んでいたのですけど、試しにフロント減衰力をソフトにしてみたところ、フロント荷重が乗せやすくなって悩まされていたアンダーステアも緩和されました」とは、テスト以外でもGR86での走り込みを重ねている南さん。

 

 

この状態で谷口信輝も試乗する。

 

「ダウンフォースがしっかり効いていて、限界値も極めて高い。まるでレーシングカーのようなダイレクト感あるフットワークで、これぐらいかなといったイメージでステアリングを切り込んでいったら曲がりすぎて道がない(笑)といったような状態。アジャストした2LAP目が他車に引っかかって1分45秒898だし、キャンバーやL.S.D.といった煮詰めだけで文句なしの仕上がりと速さになりそう」とのことだった。

 

なお、今回の岡山国際には以前のデモカーの86も参加。現在はカスタマー車両となっておりミッションやブレーキ、L.S.D.はノーマルへと戻されていた。

 

こちらも谷口信輝が試乗。

 

「剛性の高いGR86のあとに乗れば86は安っぽく感じちゃうんだけど、これって4WS?って感じるぐらいの旋回性の高さが備わっていて、走りの面白さは断然こっち。驚くほどに曲がるから、ブレーキを残して曲がるようなセオリーどおりのドライビングじゃなく、ハイスピードのまま飛び込んでいくようなドライビングがいいね。車両特性をつかんだ走りに変えれば、1分48秒台は間違いなく出せるよ」と絶賛。

 

 

サーキット直系エアロの空力を備えたストリートチューンドというコンセプトで、デモカーの走りを研ぎ澄ましていくイングス。エアロパーツメーカーでありながらレーシングドライバーを唸らせるセッティングで、アタックシーズンに驚きのタイムを叩き出してくることは間違いない!

 

ECUTECのβ版がリリースされたことからECUチューニングされたFA24。ポテンシャルアップというよりもリミッターカットやレスポンス向上が主目的だ

 

 

スプリングレートを変えてテストした前回のデータをもとに、フロント16㎏/㎜・リア20㎏/㎜を基準に据えたフットワーク。今回はリアスタビをスムーズに作動させるためのショートリンクやポジションアジャスターを投入した

 

ECUチューニングでスピードレンジが上がると判断し、過去のデータから必須アイテムとなることが判明しているガーニーフラップを投入。空力の基準値は早々に定めておき、フットワークをしっかり煮詰めていく

 

 

 

こちらは前デモカーの86。カスタマーへの譲渡時にブレーキやL.S.D.がノーマルに戻されたが、アライメントやフットワークなどは筑波1分3秒7をマークした当時のまま。RE-71RSのユーズドで、今回の岡山では1分49秒143という好タイムを叩き出した

 

 

 

 

■イングス TEL0744-42-0611 https://www.ings-net.com/

 

 

 

 

 

 

 

 






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