RG-O ZN8 GR86「開発中のエキマニとGR86/BRZ専用設計ホイールのNT03RR type SSを装着」
RG-O ZN8 GR86
ストリート・チューンドカーとして研ぎ澄ます
FRスポーツの楽しさと速さを追求
Photos/稲田浩章,清水良太郎 Text/村田純也
RG-O ZN8 GR86
サーキットに特化した極端なセッティングでタイムを狙っていくのではない。あくまでコントローラブルかつ痛快なストリートチューンドを目指し、その結果に十分な速さもついてくる。そのようなコンセプトでRG-OのGR86は開発されている。
コストパフォーマンスを重視した235/40R18サイズのタイヤチョイス、人馬一体感を引き出すべくオリジナルの足まわりにより高め上げたFRスポーツの楽しさを底上げすべく、今回の岡山国際サーキットでの走行テストでは新アイテムを投入してきた。
それは開発中のオリジナルエキマニや、エンケイにリクエストして実現されたGR86/BRZ専用設計ホイールのNT03RR type SSだ。
「ストリートチューンドらしい乗りやすさを備えつつ、攻め込んでも物足りなさを感じることがない絶妙なセッティングだね。235サイズでありながらターンインからアクセルを開けていってもスムーズに旋回できるし、マイルドな作動にこだわったという2wayのL.S.D.もクセはなくてトラクションがしっかり掛かる。すべてがちょうどよい仕上がりで、1分45秒777という速さなのに乗り手を選ばないよ」とは、試乗インプレッションした谷口信輝のコメントだ。
なお、開発中のエキマニは第一触媒レスでFA24のポテンシャルをさらに引き出すだけでなく、直列4気筒のような心地よいサウンドにこだわって4-1の等長集合とした手曲げ仕様を最終テスト中だ。
ECUセッティングも加えたデモカーでは全域のトルクアップに加えて10ps強のポテンシャルアップを果たしているとのことなので、正式リリースを心待ちにしておこう。
ボア56φのGR86/BRZ専用ハブセントリックが与えられ、9.1㎏と軽量に仕上げつつも剛性の高さを誇るNT03RR type SS。9J×18・48に235/40R18のRE-71RSをマッチングし、人馬一体感にこだわったフットワークをアシストする
木下みつひろとタッグを組み、コントロール性の高さにこだわってセッティングを煮詰めているエナペタルベースのオリジナルダンパーキット。安定したトラクションを引き出すため、フロント14㎏/㎜はそのままにリアスプリングを18㎏/㎜から16㎏/㎜へ変更してテスト中だ
RG-Oが重視するのはパフォーマンスをロスなく引き出せる足まわり。フットワークの完成度が高まってきたこともあり、オリジナルマフラーとECUセッティングで整えたパッケージングからのアップデートを開始した
42.7φ→60φの等長4-1集合でテスト中のオリジナルエキマニは、排気効率やサウンドにこだわった第一触媒レスの手曲げ仕様だ。予価16万2800円で近日リリース開始予定となっている
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