CSO ZN8 GR86「サーキット照準の車高調を新開発!流行りのコスパタイヤとの相性も上々」

2023/07/25 12:28

CSO(クリエイティブサービスオハラ) ZN8 GR86

 

 

サーキット照準の車高調を新開発!

流行りのコスパタイヤとの相性も上々

 

 

Photos/稲田浩章,清水良太郎 Text/勝森勇夫

 

 

 

CSO(クリエイティブサービスオハラ) ZN8 GR86

 

 

FRスポーツのチューニングを得意とするCSOが、GR86用車高調サスキットの第2弾の開発をスタートした。

 

従来品が、街乗りから高速サーキットまでをカバーするオールランドタイプなのに対して、新作はサーキットにターゲットを絞ってセッティングする専用仕様。サーキットでタイムが出せるパフォーマンスを突き詰める。

 

 

ベースシステムは、カスタムオーダーに対応するジールの『Function.com』。現在、最適なバネレートを探っている段階で、この日はフロント10㎏/㎜、リア11㎏/㎜でコースに入った。

 

「先日試したフロント8㎏/㎜、リア10㎏/㎜は、ダンパーが馴染んできたら、足りなくなりました。メーカーさんの推奨値は12 ㎏/㎜、14㎏/㎜ですが、経験値的に、自身はもう少し低めがよいんじゃないかと……」

 

この日の、バネレートの選択理由を、そう話すCSOの小原弘晃代表。何事も実際に、自身自身で試さないと納得できない性分だ。さて、岡山国際サーキットを試走した谷口信輝選手の感想は……。

 

「フロントもリアもベストな動き。まさにオンザレールで、狙いどおりにビシッとクルマが進む。以前の仕様にも乗らせてもらったけど、それよりも一段と走りやすい印象。不満な点はまったく見あたらない」と、高評価。早くもベストセットが出た模様だ。

 

なお、この日はSタイヤ(ADVAN A050)でのテストに加え、カスタマーに人気のコスパタイヤ(NANKANG CR-S)とのマッチングも検証。

 

で、タイムは「Sタイヤの0.3秒落」ちと、こちらも予想を上回る結果。CSOのサーキット専用フットワークには、装着タイヤのグレードや特性も問わない懐の深さが備わっている。

 

 

ジールの車高調ベースで開発を進めるサーキット照準のフットワーク(プロトタイプ)。フロントのバネレートは10㎏/㎜をセット。サーキット仕様も足は動かせる方向で、タイヤにきっちりと仕事をさせるのがCSO流だ

 

リアサスのバネレートは11㎏/㎜。アーム類はすべて、セッティングの自由度が高い調整式タイプに交換されている。レーシングスペックとなるセッティングだが、乗り心地はそう悪くはない

 

テスト車両に装着されたタイヤは、ADVAN A050(Mコンパウンド)のUSED。サイズは前後235/40R18。ホイールはVOLK RACING TE37SAGA SLで、サイズは18×9.5J inset45をセット

 

CSOのカスタマーで装着率が高い、アジアンブランドのサーキット向けタイヤ(NANKANG CR-S)のマッチングも試す。結果は、高性能な国産のSタイヤとほとんどかわらない、好タイムをマークした

 

ブレーキパッドは、エンドレスのキャリパーシステム(フロント4POT、リア2POT)の形状に合わせて製作された、制動屋のSM500(特注品)。システムにもパッドの特性にも妥協のない、これもCSO発のコダワリのサーキットスペック!

 

 

<CSO GR86(ZN8)>

■HKSリミッターカット■CSOオリジナルサイレントスポーツマフラー(メインφ60㎜)、パワークラフト:エキマニ/スポーツキャタライザー■クスコ:LSD(1.5way)、ORC:クラッチ/フライホイール■ジールCSO specサスペンションKIT(F:10㎏/㎜、R:11㎏/㎜)、クスコ:調整式アーム/ピロブッシュ■エンドレスブレーキKIT(F:4POTキャリパー+326φローター、R:2POTキャリパー+316φローター)、制動屋SM500ブレーキパッド(FR)■ADVAN A050 M(F&R:235/40R18)■VOLK RACING TE37SAGA SL(F&R:18×9.5J inset45)■VOLTEXフルエアロKIT(カーボン)■RECARO RMS2700G、シュロス6点式ハーネス

 

 

 

■シーエスオー 兵庫県神戸市西区大津和3-6-2 TEL078-976-8821 http://cso.ico.bz/

 

 

 

 

 

 






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