レッグモータースポーツND5RCロードスターは、人馬一体の世界観を変える公認2ℓ仕様

 

レッグモータースポーツND5RCロードスターは

人馬一体の世界観を変える公認2ℓ仕様

 

 

軽快な動きを引き出すライトウエイトのオープンボディにFR専用設計となる1.5ℓエンジンを搭載し、人馬一体の走りをもたらすND5RC。

 

そんな逸材をモデルデビューからじっくりと煮詰めあげてきたレッグモータースポーツ。今回繰り出したアップデートは、ワンランク上のオープンスポーツを演出するロードスターRFの心臓部を投入した2ℓ仕様だ。

 

そもそものきっかけは、スカイアクティブGの完成度の高さだった。

 

長く愛車とつきあうためには時期を見てオーバーホールに取り組むこととなるが、スカイアクティブGはポート研磨やボア拡大といったアプローチで発展させられないため、コストに対してのチューニングの効果の見返りが旧式のエンジンのようには得られない。

 

そこで倉迫代表が目をつけたのは、エンジンAssyで1万円強しか価格差のないRF用の2ℓエンジン。インマニやインジェクターなどは要交換となるが、ミッションやハーネス、マウント類を変えることなく500ccもの排気量アップを果たせるため、オーバーホール時は大幅なポテンシャルアップが可能となる。

 

今回は鈴鹿サーキットで阪口良平が試乗インプレッション。あいにくのウエット路面だったが、2分30秒174と驚きのタイムをマークした。

 

「パッケージバランスが整っていて、まるでS2000のようなフィーリング。多少オーバーステアが出ても踏みっぱなしで駆け抜けられるフットワークと相まって走りが楽しいし、ドライなら2分27秒は楽に狙えそう」と、阪口選手の評価も上々だった。

 

ちなみに、レッグでは安心して2ℓ仕様が楽しめるように公認取得まで含めたメニューをスタンバイ。グレードによって駆動系の変更が必要となるため価格差こそあるが、エンジンや補機類、スワップ作業に公認取得まで含めて100〜150万円でのメニュー提供となっている。

 

ノーマル然とした雰囲気でスワップされたRF用PEエンジン。先日テストした筑波では頼もしい低中速トルクの恩恵で、1.6秒ものタイム短縮を果たすことができている

 

 

スワッブ時もハーネスやECUはそのままで、データをPEエンジン用へ書き換得るだけ。とはいえ、iストップの有無なども絡むためチェックランプが点灯しないように最適化したデータにする

 

公認車検取得時にはPE用の排気システムが必要となるが、P5/PE共通で認証取得したアフターパーツなら変更せずにOK。スワップついでの排気チューンもさらなるポテンシャルアップに有効だ

 


トランスミッションは共通だがフライホイールが異なるため、レスポンスアップに貢献するORC・250ライトクラッチへの交換を推奨。なお、Sグレードの場合はデフやドライブシャフトが異なるため、公認取得に駆動系変更も必要となる

 

脚 349
エンジンスワップしたことでフロントの重量は少し重くなるが、車高が2㎜ほど落ちる程度。プリロード変更でカバーできる範疇にあり、レート変更までは必要としない

 

 

 


非力な1.5ℓではタイヤ外径を大きくするとタイムダウンにつながっていたが、トルクフルな2ℓでは問題とならない。レッグでは選択肢が増えたタイヤサイズの最適解を今後デモカーで探っていく

 

 

 

 

■レッグモータースポーツ 広島市安芸区船越南3-18-13 TEL082-823-5888  http://www.leg-sport.com/

 

 

 






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